スーパーラグビーのメルボルン・レベルズが財政難のため今季限りで活動休止。過去には堀江、稲垣、松島も所属。
オーストラリアのメルボルンを拠点とするスーパーラグビー所属のレベルズは5月30日、2024年シーズン限りで活動を休止すると発表した。 2011年に誕生した豪州5番目のスーパーラグビークラブは、今年1月下旬に経営危機に陥っていた。クラブは選手とスタッフの次のキャリアについて、オーストラリアラグビー協会や選手会と協力していく。 今季のスコッドには、レッズから加入のPRタニエラ・トゥポウをはじめ、PRポネ・ファアマウシリ、HOジョーダン・ウエレセ、NO8ロブ・レオタ主将、FLジョシュ・ケメニー、SOカーター・ゴードン、FBアンドリュー・ケラウェイといったワールドカップ2023フランス大会のメンバー7人が在籍。 ノーザンプトンから加入した豪州代表30キャップのLOルカン・サラカイア=ロトや、同7キャップのCTBフィリポ・ダウングヌ、サントリーに4季在籍したPRサム・タラカイも所属している。 ケヴィン・フットHCにとっては2017年シーズンにフォースで経験して以来、二度目の活動休止となる。 過去にはHO堀江翔太(埼玉WK)、CTBマレ・サウ(元トヨタV)、PR稲垣啓太(埼玉WK)、FB松島幸太朗(東京SG)らが在籍した。花園近鉄ライナーズとは2019年からパートナーシップ契約を締結、2022年からはプレシーズンに交流試合をおこなっていた。 レベルズは6月1日のリーグ最終節を残し、現在7位(5勝8敗・勝ち点26)。チーム史上最高位を更新し、上位8チームでおこなわれるプレーオフ進出を決めている。 なお、スーパーW所属の女子チームの将来については未確定としている。