巨人・大城卓三、正捕手奪回へ〝一発回答〟「初心に戻って少年のような気持ちで」 2安打4打点の活躍、巻き返しへ一歩
巨人・大城卓三捕手(31)が6日のロッテ戦(東京ドーム)で4月29日以来のスタメンマスクを被り、今季1号3ランを含む2安打4打点の大活躍。阿部監督の起用に応え、正捕手奪回に向け一発回答した。 【写真】〝犠打職人〟大城卓三が2度バント失敗、阿部監督「野球の神様が怒った」 「7番・捕手」の大城は2回1死一、二塁、右翼席に飛び込む3ラン。4回にも中前適時打でスタメン復帰を自ら祝い、「本当に久しぶりに気持ちのいいホームランが打てました」と笑顔。 昨季は134試合で打率・281、16本塁打、55打点とキャリアハイの数字も、今季は試合前まで打率・179、0本塁打と低迷。阿部監督から苦言を呈されるなど攻守に精彩を欠き、5月8日に2軍落ちし、同31日に1軍復帰したばかり。 「初心に戻って少年のような気持ちで」と声を弾ませた大城に阿部監督は「野球を楽しそうにやっている。捕手としても向こうに流れが行きそうなときにキッチリ抑えて素晴らしかった」と目を細める。ここまで岸田、小林に追いやられてきた昨季の正捕手が巻き返しへの一歩を踏み出した。 (片岡将)