雪による事故防止へ 秋田県は企業と連携し安全対策の徹底を呼び掛ける
秋田朝日放送
秋田県は雪による事故防止のため、企業と連携して除排雪作業中の安全対策の徹底を呼びかけています。 県が協定を結んだ企業と連携し、雪下ろしなど除排雪作業中の事故防止を呼びかける「雪の事故からあなたを守り隊」の出動式が行われました。この取り組みは県内に事業所を持つ18社が参加しています。除排雪作業中の事故防止についてチラシを配るなどして日々の営業活動の中で県民に直接呼びかけます。 県内では2023年、暖冬で雪による被害件数は大幅に減りましたが、依然として高齢者の除排雪作業中の事故が多く発生しています。除雪作業中の事故原因で最も多い屋根やはしごからの転落などを防ぐため、国土交通省は雪下ろし安全10箇条をまとめています。作業は2人以上で、周りに雪を残して作業するなど毎年この時期になると呼びかけられる注意事項ですが改めて確認しておきましょう。 安全な装備のお手本はヘルメットをつけ、命綱は屋根の上で止まる長さに。安全帯は、胴ベルト型の場合、万が一宙吊りになるとお腹に力がかかって内蔵や背骨を痛める可能性があるため、ハーネスタイプが推奨されています。命綱を固定する場所はきちんと確保しないといけません。県や市町村で固定のための場所、アンカーの設置費用を補助してもらえる場合があります。いずれにせよ、雪が積もる前の今、確認・準備を進める事が大切です。
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