山雅B.F.C.の平林がパラリンピックへ ブラインドフットボール日本代表内定
NPO法人日本ブラインドサッカー協会は11日、今夏にパリで開くパラリンピックのブラインドフットボール日本代表の内定者を発表し、松本山雅B.F.C.(長野県松本市)の平林太一(17)=松本美須々ケ丘高校3年=が選出された。大会に臨むメンバーの正式決定は後日だが、クラブとして初めて選手を送り出す。 協会が、派遣選手を決定する日本パラリンピック委員会に推薦する代表候補は10人。フィールドプレーヤー8人、GK2人で、平林は最年少のホープとなる。 平林は160センチと小柄ながらどこからでもドリブルでゴールに迫れる点が強みで、得点源として活躍する。協会を通して「夢見てきた舞台に立てることをうれしく思うと共に、背負う日の丸の重みを感じ気が引き締まる」とコメント。チーム目標にメダル獲得を挙げ「残された時間もさらなるレベルアップを目指し、努力を重ねていきます」としている。 クラブ発足4年目で初のパラリンピアン輩出となる。落合啓士監督は「自分ごとのようにうれしい。松本山雅の監督になった理由は平林を日本代表に育てて、パラリンピックに出場させることだったので夢がかないました」としている。
市民タイムス