ふるさと納税返礼品に「香取神宮ツアー」を検討へ 千葉県香取市
千葉県香取市がふるさと納税の体験型返礼品として、香取神宮の国宝などを巡るツアーをしていくことが13日、分かった。市内の観光資源を活用し、香取の文化と歴史を満喫できる仕掛けを増やす。 市の返礼品には、干しいもや白みりんなどがある。昨年12月には、日本地図を初めて作った伊能忠敬(1745~1818)の功績を伝える地元の記念館を貸し切り、伊藤友則市長が案内役で会食なども楽しめるツアーを企画したが、現状では応募者がいないという。寄付額が100万円と高額なことがネックとなっているようだ。 改善策を探る中で、香取神宮の体験型ツアーの案が浮上した。関係者によると、旧商家を活用したホテルの宿泊券と香取神宮のツアーを組み合わせて返礼品とするといった案があるという。 香取神宮は全国400社ある香取神社の総本社で、国宝の円形の鏡「海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)」など、多くの文化財があることで知られる。