【ソフトバンク】同学年で同じ捕手 現役ドラフトで移籍の吉田賢吾と渡辺陸の発表前のやり取り
ソフトバンクの渡辺陸捕手(24)が10日、現役ドラフトで日本ハムへ移籍することとなった吉田賢吾捕手(23)とのやり取りを明かした。 みずほペイペイドームで汗を流した渡辺陸。9日の夜には移籍することとなった吉田から着信があった。ちょうど練習中だったこともあり、1度目の電話には出られなかったが、直感的に「現役ドラフトのことだろうな」と思ったという。 「(吉田が)球団事務所にいく前に連絡があった。その時は本人もどこに移籍するかはまだわからないと。『引っ越したばかりで、明日帰ろうと思ってたのに。どうしよう』と言っていた」と退寮してわずか20日、この日実家に帰る予定だった吉田の様子を語った。移籍先が日本ハムだとわかった際には「(元同僚の)ジェシー(水谷)がいて心強いじゃん」と返した。 渡辺陸が高卒、吉田が大卒と入団の時期は異なるものの、同学年で同じポジションと共通点は多い。今季は吉田が主に一塁を守っていたこともあり、ファームではともに出場する機会もあった。渡辺陸は「試合後、一緒に練習したり、打撃についてに話したりした。友人みたいな(関係)」と切磋琢磨してきた関係を表現した。 吉田は新天地で、渡辺陸はホークスで、それぞれ飛躍を目指すこととなる。「(FA権を行使している)甲斐さんがどうなるかわからないですけど、人のことはどうしようもできない。自分がやるだけ」と語った24歳捕手。北の大地に移る友人とともに、ブレークといきたいところだ。
東スポWEB