R30スカイラインと2組の親子。19歳のスカイラインオーナーたち。初対面の4人。受け継がれるDR30愛
自分が親だったら、子どもが自分と同じものを好きになってくれたら、どれほど楽しいだろうか。逆に子どもだったら、親があこがれたものを共有して認めてくれたら、これほどうれしいことはないだろう。どんどん年齢層が上がっているハチマル車の世界に、突如現れた期待のルーキーが2人。DR30に乗る彼らはクルマ好きにとって、そんな最高の親子関係を築いているのだった。 【画像20枚】おなじみのRS-TURBOのステッカーがまぶしいターボRS-Xや、エンジンルーム内は隅々までキレイにオールペイントされていて、美しい仕上がりのRSなど 【R30と2組のオーナー親子 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラーRS-X/日産 スカイライン HT 2000 RS】 親の背を見て子は育つとはよく言ったもので、親の好みが子どもに大きな影響を与えることはしばしばある。それはハチマル車の世界でも同じで、「子どもの頃に親が乗っていたから」という理由でハチマル車を選ぶ若者が増えている。今回の主人公もそんな2人だ。 2016年6月に開催された「第4回6th SKYLINE MEETING(通称ロクミー)」。そのイベントに若いDR30オーナーが参加するという話を聞きつけ、会場に向かった。 そこで出会ったのがRSのオーナーとターボRS-Xのオーナーの2人で、ともに免許を取得したばかりの19歳。もちろん、初めての愛車がこのクルマだ。2人がDR30を選んだ背景には、当然のことながらともに父親の影響が大きい。RSのオーナーは父親のDR30が今でも自宅に並び、ターボRS-Xのオーナーは昔乗っていたという父親から英才教育を受けて育ってきた。そんな2人がDR30を選ぶことは必然だったというわけだ。 じつはこの2人、顔を合わせたのは今日が初めてとのこと。RSのオーナーがSNSでターボRS-Xのオーナーのことを発見し、アプローチ。そこから交流が始まったそうだ。「自分と同じ10代でDR30に乗っている人がいることがうれしくて」とRSのオーナーが言えば、ターボRS-Xのオーナーも「今日、実際に会えて本当によかった」と応え、2人は会話を弾ませていた。そして、当然のことながら、父親同士も同年代で今回が初対面。同じクルマが好きな者同士ということで、こちらも瞬く間に意気投合。 親から子へと受け継がれたDR30への愛情が、2人の若者を引き合わせ、そして2つの家族の架け橋となった。ここがスタート地点となり、彼らのつながりは濃く深く続いて行くだろう。 初出:ハチマルヒーロー 2016年11月号 Vol.38 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部