年間300万円でできる議員活動!金をかけずに市民に思いを伝える方法とは?/自民党裏金問題に地方の議員や新人も物申す!国と地方で乖離する「政治とカネ」事情②
広島県・大竹市議会議員の豊川和也(とよかわ・かずや)氏も、今回の問題を受けて「そこまでして政治にお金が必要なのかな?」と率直な疑問を呈します。 思い出すのは、自身の初めての選挙戦でした。「お金をかけなければ票をもらえない」という自身の先入観や周りからの助言から看板や選挙事務所、選挙カーなどに支出しましたが、結果は落選。「政治活動や選挙は自分自身の思いが通じないと結果には結びつかない。お金をいくらかけたからではない!と痛感した」と振り返ります。その反省から、次に挑戦した選挙では、「お金をかけずに個人個人の市民お一人お一人に思いを届けよう」と決めて実行。 供託金30万円は返還されて選挙ポスターやチラシは公費負担となるため、自己負担は人件費や交通費、新聞折込などの広告掲載費などで3万1324円に納めたといいます。「自分自身が街に出て動き辻立ちなどをしアピールをすれば決してお金を多額に使うことなく皆さんに思いを届けることが出来る。それを怠りお金を使い解決しようとするからお金が必要になってくるのではないのか?」と問題提起します。
有権者の疑問に答えを
現状の法規定の改正と同時並行で、「今回の事件についての有権者が持つ疑問にきちんと答えることが大事」とするのは日本維新の会所属の本司ゆきひろ(ほんじ・ゆきひろ)氏です。 街頭等で有権者の方から良く聞かれる【疑問点】とその疑問点から発生する有権者の方の【疑惑】を私なりに整理しました。 街頭に立つ中で有権者から寄せられた質問とその背景にある「疑惑」を分析します。例えば、「政治資金パーティーって何のためにやるの?」という疑問の裏には「寄附制限の抜け道になっていないか」などの疑惑があると分析します。今後の解決策の手段として、政治団体・資金管理団体が受け取る収入の入金は口座振込、収入元は5万円以上は開示、など寄附の抜け道となる要素を回避する制限の制定などを提案しています。
今回紹介したブログ記事一覧
#政治とカネに物申す ~政党・「カネ」なしでも、リアルとネットの情報発信・対話で議会活動はできる~/朝倉みきはる(あさくら・みきはる)氏 「政治はビジネスではない」「政治家は自分自身が動く」以前に西東京市議会議員の長井秀和さんがX(…/豊川和也(とよかわ・かずや)氏 裏金問題 収支報告書訂正となっているが、そもそも全容の説明がされていない。/本司ゆきひろ(ほんじ・ゆきひろ)
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