少なくとも中央警察署で初 ”自転車酒気帯び運転”で逮捕者
九州朝日放送
今月から自転車の危険運転が厳罰化されていますが、3日夜、福岡市天神で酒を飲んで自転車を運転したとして、男が現行犯逮捕されました。中央警察署初となる自転車の酒気帯び運転による逮捕者です。 警察によりますと、3日午後10時前、福岡市天神の通称「明治通り」で、物損事故で止まっていた軽乗用車に自転車が追突しました。 現場には事故対応中の警察官がいて、運転していた男を調べたところ、吐いた息から基準値の2倍近くのアルコールが検出され、住所不定の無職・高橋賢司容疑者(28)を酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。 容疑を認めています。 今月から改正道交法が施行され、自転車の危険運転が厳罰化されましたが、「自転車の酒気帯び運転容疑」での逮捕者は、中央警察署管内初ということです。 お伝えしているように、法改正により今月1日から、自転車の「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」が厳罰化されました。 「酒気帯び運転」についておさらいします。 自転車での「酒気帯び運転」は先月末までは、禁止されてはいたものの、罰則はなく、罰則は「酒酔い運転」のみという状況でした。 ※”酒酔い”は懲役5年以下・罰金100万円以下で変わらず しかし、今月からは「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が適用されるようになりました。 さらに、「運転者に自転車を提供した者」にも同じ罰則が適用されます。 酒を飲んだ友達に自転車を貸す行為も、懲役刑の可能性があるということです。
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