日立・東原会長、トヨタ・河合おやじなどが登壇。「工場長サミット」今日開催
モノづくり日本会議主催、9つのセッションに約500名が参加予定
モノづくり日本会議は2日、東京ミッドタウン八重洲(東京都中央区)でモノづくり関連企業が一堂に会するビジネスカンファレンス「工場長サミット2024 ー製造業を強くしたい人たちのミートアップー」(午後1時30~)を開催する。基調講演を始め9つのセッションは、製造業にとって注目度の高いテーマを選び、約20名のキーマンが登壇する。約500名が参加予定。講演を起点にネットワーキングを通じて参加者(登壇者・聴講者)がさまざまな課題を共有認知する場を作り、業界や企業の枠を超え、未来志向で日本の強みである製造業の底上げを目指す。 技能五輪全国大会/トヨタが5職種で金、「試作モデル製作」23連覇達成 基調講演に登壇する日立製作所の東原敏昭会長は「製造業の壁」をテーマに日本が強みとするモノづくりの現場力を一段と高めていくために必要な課題や処方箋を提示する。クロージングセッションではトヨタ自動車の河合満エグゼクティブフェロー(おやじ)が登壇。「デジタル・AI時代におけるモノづくり現場の人材育成」をテーマに、中小企業の経営者たちと具体事例などを上げながらトークしていく。その他のセッションでは、半導体と地政学リスクやサイバーセキュリティー対策、製造現場の人手不足、環境データ対応、サプライチェーンDXなど旬な話題を取り上げる。 モノづくり日本会議は大手から中小企業まで約2000社(正会員・賛助会員)のモノづくり関連のステークホルダーが加盟するコミュニティーで、共同議長制で運営しており、現在は日立製作所の東原氏、トヨタの河合氏をはじめ8名の共同議長が活動を牽引している。