一番人気はフィンランド 大使館ツイッターが話題に
大使館が運営するツイッターアカウントが人気だ。アメリカやイギリス、ドイツ等、日本に馴染みのある国はもちろん、北欧のフィンランド、デンマーク、スウェーデンなどさまざまな国の大使館が日本語でツイッターを運用し、話題になっている。 もっとも多くのフォロワー数を誇るのはフィンランドだ。9月4日の時点で、11.5万人がフォローしており、他の大使館を大きく引き離している。2011年に誕生した同ツイッターは、公式キャラクターの“フィンたん”がフィンランドの文化などを“ゆるく”つぶやいて、人気を得ている。大使館広報によると「震災の際、フェイスブックがフィンランド人への情報提供に非常に役立ちました。広報活動にソーシャルメディアを活用することが本国の方針でもあったので、2011年の後半から少しずつツィッターも使おうと取り組みました」と説明する。 その後、同アカウントが「もい」、「にゅっと」など、フィンランド語をひらがな表記でつぶやくと、その音のかわいらしさも受け入れられ、さらに人気のアカウントによって、話題されるなどでじわじわとフォロワー数を増やしていった。2012年夏にはキャラクターの『フィンたん』が誕生。この『フィンたん』が登場した後にも、アニメ・マンガの話題などで盛り上がっていった。「(フィンランドで生まれた)ムーミンに関することや、文化的な部分で受け入れられているとこともあると思いますが、適度な“ゆるさ”も支持されているのではないでしょうか」(前出広報担当)。 “適度のゆるさ”を超越している、と話題になったのが、駐日アフガニスタン大使館(@AfgEmbTokyo)。実は、8月をもってアカウントをクローズしてしまったが、フォロワー数はフィンランドに次ぐ人気だった。これまでのツイートには「ヤッホーございます」という軽いノリや「#あなたがときめく4文字教えてください 『アフガン』」など、ユーモア溢れるツイートを展開していた。公式アカウントを担当していたのは、大使館で広報のジェイソン・プラットさん。現在、来日して3年目で、学生時代にも神戸に半年間、留学した経験もあるという。「2年くらい前にツイッターをはじめました。最初は誰も見てくれませんでした。でも、話題になってうれしい」と話す。