着物ドレスが似合いすぎ!モデルとして活躍中のYouTuberエラ・フレイヤがカンヌ映画祭に登場
「まるで映画の登場人物になったようなキラキラした素敵な時間でした」 総フォロワー数300万人超のオランダ出身のインフルエンサーのエラ・フレイヤさん(26)が第77回カンヌ国際映画祭でファッションデザイナーのMUNETAKA YOKOYAMA氏が制作した“着物ドレス”姿で注目を集めたことをそう振り返る。 【写真】着物ドレスがセクシーすぎる…エラさんがカンヌで見せた美貌 「ドレスだけどちゃんと帯があって着物の素晴らしさを表していました。世界中の人に着物の良さを知ってもらいたいし、オランダ人の私が着物ドレスを着たことで、外国人でも着物を着てみようと思ってもらえたら嬉しいです。 着物ドレスを着て、真っ赤なリップを塗ってもらった自分を鏡で見たときは、エレガントながらセクシーなエラがいました。私であって私ではないようで驚きました」(以下、全てエラ・フレイヤ) 会場に向かう最中、至るところで声をかけられ、写真を撮られた。「マリリン・モンローの生まれ変わりだ」「テイラー・スウィフトみたいにきれい」「ミランダ・カーかと思ったよ」と賛美されたという。それらの称賛は嬉しさよりも恐縮ばかりだったと笑うが、「現代のマリリン・モンロー」と評されたことをこう喜ぶ。 「マリリン・モンローは世界中でセクシーなアイコンだったり、恋多き奔放な女性として知られていますが、幼少期は孤児院で過ごした時期もあるし、ハリウッドで成功した後も演技をしっかり勉強し、缶詰工場で働く女性を演じるために実際に工場で働いてもいます。 彼女の笑顔はそんな苦難や努力の跡を感じさせない天真爛漫で爽やかなもので本当のスターだと思います。そんなあこがれの人に似ていると言われて嬉しかったです」 エラさんは13歳のときに日本のアニメやファッションに興味を抱き、21歳の’19年に初来日。’23年、『バイオハザードRE:4』でヒロイン・アシュリーのフェイスモデルとなり話題となった。 日本各地の名所を散策する姿が人気で、「日本の素晴らしい文化や芸能を世界に伝えたい」とSNSで発信を続けている。 多くのファンを惹き付け、多岐にわたって活躍している。ユニクロに次ぐ国内2位の衣料品チェーンストア「しまむら」で初の外国人モデルとして登用された。本誌でも『アリスアンドザパイレーツ』の新作コレクションのモデルとしてランウェイに挑戦する姿を報じたように活躍の場も広がっている。そして今回はフランス南部のリビエラ海岸で開催されるカンヌ国際映画祭へと飛躍した。 「アムステルダムから南フランスのニースまで飛行機で1時間半くらい。ニースで4日間、バカンスを楽しんでました。ニースはジブリの映画に出てきそうなかわいい街並みで、何枚も写真を撮ってしまいました。ニースの海はエメラルドグリーンのとても美しい海ですが、泳いでいると急に深くなって、足がつかずにびっくりしました(苦笑)。 オランダは海に面しているので泳ぎは得意なんです。小さい時には家族で船を借りて泳いで遊んでいたりしていた。平泳ぎが得意です」 最高峰ともいわれる祭典は、世界中から映画監督や俳優などが集まり、賞を競い合う。映画祭期間中(5月14日~25日)、カンヌ全体が映画祭一色に染まり、華やかな雰囲気に包まれた。赤い絨毯が敷かれた階段は「レッドカーペット」と呼ばれ、カンヌ国際映画祭の象徴ともいえる。 「スターたちが赤い絨毯が敷かれた階段を昇る様子は、キラキラ輝いていました。私が着用した赤い着物ドレスはレッドカーペットとマッチして、おかげでたくさん写真を撮ってもらえ、多くの声援もいただき、ワクワクドキドキが止まりませんでした」 映画祭の期間中にカンヌを訪れることができ、一生の思い出になった、と微笑む。オランダと日本を行き来しているため、今はオランダに帰国している 「いまはアムステルダムでヨガや瞑想をしたり、心理学を学んでいます。オランダの民族衣装と日本の着物について調べていますよ。伝統的な衣装は着るのが大変なのはどうしてかな、と思います。 涼しくなったら、日本で着物の着付けを習ってみたいです。カンヌやアムステルダムで知り得たことで新しいエラを表現できるようになりたいです」 マリリン・モンローのような純粋無垢な笑顔を浮かべてそう語った。いつか女優としてカンヌのレッドカーペットを歩くエラさんを見られる日が来るかもしれない。 きれいすぎ!着物ドレスを着たエラさん 取材・文:岩崎 大輔
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