悔しいはずなのに-広島ファンの粋な計らいをSNS称賛「ほとんど帰らない」青木引退試合を左翼席も演出「温かくて泣いた」
「ヤクルト5-3広島」(2日、神宮球場) ヤクルトの青木宣親外野手(42)が引退試合を行い、21年間のプロ野球人生に終止符を打った。1番・中堅で出場し、マルチ安打の活躍で有終の美を飾った。 【写真】グラウンドで胴上げされた青木 広島ファンも温かく拍手 超満員となった一戦はヤクルト打線がつながり、青木の花道を勝利で飾った。一方、カープにとってはBクラスが確定し、CSが消滅する悔しい一戦となった。 この日、青木の引退試合で来場者全員に青木の応援ボードが配られた。左翼席でも緑のボードを掲げ、東京音頭で揺らすカープファンの姿も。最後、青木のスピーチにも多くのファンが残り、拍手を送った。 青木はスピーチの中で、「最後まで残ってくれた広島カープファンの皆さん、関係者の皆さん、本当にありがとうございます」と感謝。SNSでも広島ファンがトレンド入りし、「広島ファンもほとんど帰らない」「本当に感謝」「CSかかってたのにありがとう」「温かくて泣いた」などの声が寄せられた。