「原爆が人間にどんな被害を与えるかを世界に訴えたい」ノーベル平和賞授賞式を前に日本被団協の代表らが決意
今月10日のノーベル平和賞授賞式を前に日本被団協が2日会見を開き、世界に被爆の実相を伝えたいと抱負を述べました。 【写真を見る】「原爆が人間にどんな被害を与えるかを世界に訴えたい」ノーベル平和賞授賞式を前に日本被団協の代表らが決意 記者会見に臨んだのは長崎で被爆した田中熙巳代表委員ら6人です。 田中さんは今月10日にノルウェーのオスロで行われるノーベル平和賞の授賞式で講演をする予定です。 田中さんは、講演の中で被団協の活動の歴史と自らの被爆体験を伝えたいと述べました。 日本被団協・田中熙巳代表委員 「世界に訴えたいことは原爆の被害が人間にどういうふうな被害を与えるかということについてはやはりよく知られていないのではないか言葉として伝わっても中身として伝わらないことがあろうかと思いますから、そうでないような受け取り方をしてほしいと講演の中で訴えたいと思っています」 また、被団協はノルウェーへの渡航費などを募るため先月から始めたクラウドファンディングが今日現在で目標額の1000万円を大きく上回る3600万円に達したことを報告しました。
長崎放送