山崎賢人、ニューヨーク・アジアン映画祭で“日本人初”の「The Best from the East Award」を受賞
映画「キングダム 大将軍の帰還」が7月12日(金)に公開され、公開9日間で観客動員数200万人、興行収入30億円を突破。シリーズ史上No.1のみならず、邦画実写歴代No.1のオープニング記録(※金土日3日間興収・興行通信社調べ)を誇る本作主演の山崎賢人がニューヨーク・アジアン映画祭で日本人初の「The Best from the East Award」を受賞した。 【写真】トロフィーを満面の笑みで受け取った山崎賢人 ■メトロポリタン美術館やタイムズスクエアに訪れた山崎賢人 2002年に創設されたニューヨーク・アジアン映画祭(New York Asian Film Festival/略称NYAFF)は、今年23回目を迎える北米でもっとも由緒あるアジア系映画祭で、ニューヨークで高い期待と評価を得ているイベントの一つ。7月12から7月28日(日)で開催され、韓国・中国・タイ・フィリピンなどアジアから90作品以上が出品されている。 山崎は、授賞式の登壇に先駆け、現地時間7月19日に現地入りし、ニューヨークを代表する観光名所巡りを行った。世界三大美術館の一つメトロポリタン美術館に訪れると「ニューヨークに来ました!(ニューヨーク渡航は)初めてです!街がかっこいいですね!」と高揚気味に話した。その後、セントラルパークにて、今回のニューヨーク・アジアン映画祭での受賞について「日本だけじゃなく、ニューヨークでもキングダムが話題になっているんだ!といううれしさと驚きを感じます」と語った。 最後に訪れたのは、“世界の交差点”とも言われるタイムズスクエア。さまざまな人とエンタメが集まり交差する光景を目にした山崎は「エンタメの1番の街で、キングダムが上映されるって、すごいテンションが上がりますね!ここで“ドカン!”と盛り上がってくれたら最高だなって」と率直な想いをあらわにした。 授賞式について聞かれると「キングダムの魅力を改めて自分の口から現地の皆さんに届けて伝わればいいなと思うし、スタッフ・キャストみんなで作り上げたものなので、代表して賞をいただいてキングダム、ニューヨークに来たぞということを残して帰りたいと思います!」と、熱い意気込みを見せた。 ■山崎賢人、“日本人初”の「The Best from the East Award」を受賞 そして、迎えたレッドカーペットセレモニーでは「この(映画祭の)ためにここまで来たので、すごく楽しみです!賞をありがたく頂いてこれからの糧にできるように、キングダムチームを代表して受け取りに行きたいです!」と気合十分に話す山崎。本映画祭で上映されるキングダムのチケットは、発売後即SOLD OUTとなっていた。 上映前に行われた授賞式では、山崎が「The Best from the East Award」という、日本映画とアジア映画全般における優れた功績を評価する世界の映画とエンターテインメントの展望に多大な貢献をしたアーティストを称える栄誉ある賞を日本人で初めて受賞した。 この賞の受賞理由をMCでありNYAFFディレクターであるSamuel Jamier(サミュエル・ジャミエ)氏は、「多くの映画やドラマを通じて日本だけでなくアジア全体、そして世界中に数多くのファンを持っていて愛されています。特に『キングダム 大将軍の帰還』は、これまでのシリーズ3作で大ヒットを続け、多くの優れた俳優たちの演技が胸躍る興奮と感動を提供しています。山崎さんは、このシリーズの主役として魅力的な熱演と感動的な演技を披露し、爽快なアクションシーンでも見事なパフォーマンスを見せてくれました」とコメントを寄せ、ステージ上で「童信、素質がありますよ」と「キングダム」らしく王騎将軍の言葉にのせて山崎にトロフィーを渡した。 これを受け、山崎は「Hello everyone. My name is Kento Yamazaki. It's great honor to be here today.」(皆さんこんにちは、山崎賢人です。ここに来れてとても光栄です。)と、英語のスピーチを披露た。そして「今回このような賞をいただけて本当に嬉しく思います。キングダムという作品は自分にとってもすごく大切な作品の1つです。20代の7年間をキングダムという作品、信という役と共にもう一つの人生のように生きてきました。1人では、このような賞をいただくこともできなかったと思うので、キングダムを愛していただいている皆さんにこの場を借りて感謝を伝えたいです。ありがとうございます!」と、緊張しながらも観客に向かって感謝の言葉を述べた。 そして、「日本の最高のスタッフ・キャスト、みんなで作り上げたからこそ、この賞をいただけたと思うので、チームを代表してこの賞をいただきたいと思います。(トロフィーが)すごく重いです!今回初めてニューヨークの皆さんに大スクリーンでキングダムを観てもらえること、本当に嬉しく思います。これを機に海を越えてキングダムが皆さんに愛してもらえたら嬉しいです」「Thank you, NewYork!Enjoy Kingdom!」と話しスピーチを締めくくった。 ■現地観客からのQ&Aに答える山崎賢人とプロデューサー・松橋真三 上映後には、山崎と本作のプロデューサーである松橋真三が登壇し、現地の観客からのQ&Aが実施された。「世界中で愛される信の魅力は何だと思いますか?」という質問に、山崎は「まっすぐで嘘がない、気持ちのいい人間だからかなと思います。信からまっすぐな部分や気持ちに影響を受けて自分もそうでありたいと思っていたので、観ていただいた皆さんも信のまっすぐさに心動かされているのかなと思います」と回答した。その後も「王騎将軍の矛と「ベスト・フロム・ザ・イースト賞」のトロフィーどちらが重いですか?」という観客からの質問には、「王騎将軍の矛の方が重いです!」と笑いながらも多くの観客からの質問に応えQ&Aが終了した。 ■ニューヨーク・アジアン映画祭を終えた山崎賢人の感想 ニューヨークの皆さんが温かく迎えてくれたので、すごく楽しかったです。日本ではなかなか聞かれないような角度の質問も多くて、また違った角度で自分の中でも「キングダム」の魅力を伝えられたかなと思います。 改めて今回、ニューヨークの皆さんに観てもらえて凄く嬉しかったです。ニューヨークの皆さんに今日観ていただいて、もっともっとキングダムの面白さが広がっていったらいいなと思います。これだけ心震わされて熱くなれる作品なのでぜひ映画館の大スクリーンで観てほしいし、日本のエンターテインメントの最高峰だと思うので、シンプルに映画館に楽しみにきていただけたらいいなと思います! ※山崎賢人の「崎」は正しくは「たつさき」で表記する