「長いジャーニーが始まる」~Anna's Journey~ 梅宮アンナのがん闘病記 連載1回目(11月4日公開)
現在の病状と、伝えていきたいこと
今の状態を手短にお話ししますと、 私は今年の7月31日から抗がん剤が始まりまして、乳がんでも『ステージ0』~『ステージ4』とステージが分かれるんですけども 私は『ステージ3a』で治療がフルコース、全部やると言われていて、結構長いんですね。 何をやるかっていうと、まず『抗がん剤』。 これは(患者の)皆さんそれぞれ順番も、手術が先の方もいるし抗がん剤が先の方もいて、がんの状態によって変わってくるんです。 私の場合はもうすでにがんのサイズが大きかったので、先に抗がん剤をやって少しでも小さくして、それで手術っていう順番だったんです。 『抗がん剤』、『手術』、『放射線』、あと『ホルモン治療』になっていくんですけども、正直長いです。 ずっと(がんと)共存をしていくという、うちの父(※梅宮辰夫さん)もそうだったんですけども、もう元に戻るっていう風な考えは持っていなくて、新しい自分、新しいこと、新しい世界、みたいな感じで。 受け入れる時間も多分すごく早かったので、治療のことは、なるほど、なるほどと一個ずつ納得してからのスタートだったので、「なんで私が?」「なんでこんな病気になったの?」「なんでなんで?」というのはなかったです。 そういう実際自分で思うことだったり感じることだったり、自分の思想だったりっていうのもお伝えしながら、 (皆さんそれぞれ)同じだなとか、ちょっと違うなって色々思われる方、色々あると思うんですけど、 とにかく私は皆さんには、希望を失わないように、そして治療しながら楽しいことを何か見つけながら日々を生活していって頂きたいなという思いです。 今被っている、被っているというかつけてるウィッグも皆さんに本当に教えたかったし、 いろいろ皆さん価値観が違うので、 私は、『リアルに見える、リアルに見えてなおかつトレンドを追っている、そして自分に似合う』というウィッグを見つけたりして、これもすごく楽しかった。 髪の毛なくなっちゃうのは、すっごく最初嫌だったけど今は全然、全然悲しんでなくて、むしろもう楽しくなりました。 そういう(髪の毛がない)期間があってもいいかな、と思います。 というわけで、『~Anna’s Journey~』よろしくお願いします! Ciao! 【梅宮アンナさん略歴】 ▽1972年8月20日、東京都で生まれる。現在52歳。父は俳優の故・梅宮辰夫さん。 ▽19歳の時に街でスカウトされたことをきっかけに、1992年にファッションモデルとして芸能界デビュー。 ▽人気雑誌「JJ」の看板モデルとして活躍し、一躍女性たちの”ファッションリーダー”的存在に。 ▽2002年、29歳で娘の百々果さんを出産。その後シングルマザーとして子育てをしながら、現在に至るまでテレビ、雑誌をはじめ多方面で活躍を続けています。
めざましmedia編集部