倒木が道路を“完全封鎖”スキー客足止めに 「雪道で上れないので助けて」JAFに救助要請…身動き取れなくなった車は“夏用タイヤ” 群馬・みなかみ町
FNNプライムオンライン
北日本で積雪が急増しています。 青森県の酸ヶ湯では、12月上旬1メートルほどだった積雪が先週2メートルを超え、さらに24日、観測開始以来最速で3メートルを超えました。 生活もままならない状況ですが、この災害級の大雪で各地で混乱が広がっています。 積雪が1メートルを超えた群馬・みなかみ町。 雪の重みの影響でしょうか、倒れた木が道路を完全に塞いでいました。 この先にはスキー場があることもあり、多くの人が足止めを食らう事態となりました。 スキー客: 倒木までしていると思わなかったので、予想以上にびっくりですね。待つか、迂回して違うところに行くか、ちょっと考えます。 地元の人や通りがかった人が協力して、木を運び出す作業が行われました。 地元の人: 枝さえ切れば通れるんじゃないかということで切っているんですが、どのみち対処しないといけないので。 道路の部分だけ枝が切られ、何とか車が通れるようになりましたが、その後も倒れた木を移動する作業が続けられていました。 みなかみ町では、午前中に雪はいったん落ち着きましたが、午後になると再び雪が降りだしました。 家や車には大量の雪が降り積もりました。 そして、車での移動中、上から雪が落ちてきました。 雪の影響による車の事故にも注意が必要です。 24日朝、群馬・渋川市のJAFには、雪により身動きが取れなくなった車から救助要請がありました。 JAF渋川基地・スタッフ: 「(車が)雪道で上れないので助けてほしい」という依頼です。 みなかみ町の現場まで約1時間半。 到着すると、片方のタイヤが雪に埋もれた状態の車が。 東京から会社の同僚らとスキー場に行く途中に身動きが取れなくなったといいます。 JAF渋川基地・スタッフ: ノーマル、夏用のタイヤなので滑って上れない。頑張って、でもスリップしてだんだん(壁に)寄っていったのかな。 貸し出しのチェーンをつける作業が行われましたが、その間も雪は降り続き、スタッフの背中に雪が積もっていきます。 さらに、壁側のタイヤは雪に埋もれているため、雪かきをしてから狭いスペースでの作業に。 作業開始から約15分後、無事、チェーンの取りつけが完了しました。 全国有数の豪雪地帯、青森県の酸ヶ湯では、駐車場の車は完全に雪に埋もれた状態に。 酸ヶ湯では12月の観測史上1位を記録する308cmの積雪を観測。 国内で12月に3メートルを超えるのは、実に19年ぶりとなりました。 クリスマス寒波がもたらした災害級の大雪。 このあと、いったん落ち着くものの、27日以降、年末寒波が再び襲来する見通しです。
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