不登校の子どもたちに社会の仕組みを学んでもらう 宮崎県議会で体験学習
宮崎放送
さまざまな事情から学校に通うことができない子どもたちをサポートです。 不登校の子どもたちに社会の仕組みを学んでもらうための体験学習が行われました。 県内の公立学校を対象にした調査によりますと、昨年度、小学校の不登校の児童は943人で前の年度より177人増加。 また、中学校の不登校の生徒は1680人で前の年度より109人増加し、いずれも過去最多となりました。 こうした中、宮崎青年会議所ではさまざまな事情で学校に通っていない子どもたちに職業体験の機会を作ろうと2021年から体験学習を実施。 今年は宮崎市内の中学生17人が参加し、宮崎商工会議所青年部の協力のもと、生徒たちが市内の企業や保育所などを訪問しています。 7日は、公務員志望の中学2年生の生徒が県議会議員の案内で議場を見学し、議員の仕事や県議会の仕組みなどを学びました。 (中学生) 「公務員や事務関係の仕事に就きたいと思っております」 (山口俊樹県議会議員) 「そういうことを発言してもらって、知事とか、そういう人たちがそれに対して答弁をする、応援できることはこんなことがあります、とかそういうことを教えてくれる、そういうような議論を交わす場所です」 (参加した中学生) 「テレビとかで見る目線と、実際に来てみる目線って全然違うので、勉強になる。聞きたいことや見られないものをたくさん見ることができたので、とてもいい体験になって、とても楽しかった」 宮崎青年会議所では、今後も企業や団体と連携しながら、こうした取り組みを続けたいとしています。 (宮崎青年会議所 矢野拓人さん) 「若者が地域から離れていくという現状の中、宮崎の企業の魅力や宮崎の魅力を知ってもらって、宮崎に残って活躍するような子どもたちになってもらいたいと思っております」
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