阪神・球児監督、恩師の命日に“星野イズム”継承誓う 「メッセージが強い」メディアや選手への対応参考に
阪神・藤川監督が、闘将から学んだ選手や周囲へのアプローチ方法を取り入れる。この日は18年に亡くなった星野仙一元監督の命日。「当然、頭の中には常に、存在自体はある。そこ(選手へのアプローチ)の部分に関しては一番出てくるのは星野さん」。心の片隅で永久に生き続ける“恩師”の思考を継承する。 「若手や中堅に対して、メッセージが強いな、というのは星野さんの教えだなと思ってもらったら。ファンへのメッセージや、メディアにどう描いてもらうかなど、タイガースのプロであるというのを表現するのは星野さん(が一番)かも」 星野前監督が指揮を執ったのは02、03年の2年間。1年目を終えた02年オフには計24人(引退、トレード含む)にも及ぶ大幅な血の入れ替えを断行した一方、虎党に加えてマスコミも戦力という見解を強調し、一丸で03年のリーグ優勝まで突っ走った。若き虎将にとっては、これ以上ない教材。取り巻く環境全てを、奪冠への力へ昇華させる。