ソフトボール・ニトリJDリーグ 新理事に元バレー女子代表の大山加奈さん…柔道五輪銀メダルの杉本美香さんも就任
ソフトボール女子の「ニトリJDリーグ」は28日、都内とオンラインのハイブリッド形式で社員総会および理事会を開催。3月限りで三菱地所の顧問を退任する冨永哲夫氏が、新たに代表理事兼チェアマンに選任された。03年に内閣官房長官秘書官事務取扱、05年~08年に財務省主計局主計官などを経て、三菱地所で5年間顧問を歴任。財務、ガバナンスなどの知見を生かし、今年、発足3季目をリーグをけん引する。 理事会後に取材に応じ、「私はボクシングの経験はあるのですが、ソフトボールに関わるのは初めてです。まだ(試合を)見たことはありませんが、オリンピックは画面にかじりついて見ていました。グラウンドに足を運び、ソフトボールのことを学んで、貢献していきたい」と決意を語った。 リーグは22年に発足し、元プロ野球・日本ハム球団代表の島田利正氏が初年度から2年間、チェアマンを務めたが、昨年末に退任。その後は日本協会会長の三宅豊氏が代表理事とリーグの会長を兼任していたが、ともにこの日付で退任した。代表理事兼新会長には高城いづみ氏が就任した。 また、バレーボール女子で04年アテネ五輪代表の大山加奈氏、柔道女子で12年ロンドン五輪銀メダルの杉本美香氏ら8人の理事が新たに就任した。大山氏と杉本氏は女性のトップアスリートとしての経験を生かし、子育てと両立する選手の支援や競技の発信などに携わっていく。 22年の発足から3季目を迎える今季は、4月12日にデンソーブライトペガサススタジアム(愛知)などで開幕する。21年東京五輪で日本は13年ぶり2度目の金メダルに輝いた。今夏のパリ五輪では実施種目からは外れたが、28年ロサンゼルス五輪で復帰。国内最高峰のリーグとして、4年後に向けて競技を盛り上げていく。
報知新聞社