史上最高額は誰だ!? 冬の移籍金ランキング5位。112億が水の泡? プレミアリーグでさっぱりなスピードスター
間もなく欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕する。冬は夏と比較をすると移籍の動きは少ないが、クラブによっては目先の課題を解決するために思い切った投資をすることもある。今回は、これまでの冬の移籍市場で成立したビッグディールのランキング形式で紹介する。※移籍金は『Transfermarkt』を参照。順位はサイトに準拠
5位:ミハイロ・ムドリク(ウクライナ代表) 生年月日:2001年1月5日 移籍先:シャフタール・ドネツク→チェルシー(イングランド) 移籍日:2023年1月15日 移籍金:7000万ユーロ(約112億円) 5位には、2023年冬にシャフタール・ドネツクからチェルシーに移籍したミハイロ・ムドリクがランクインした。 現マルセイユ監督のロベルト・デ・ゼルビ下で急成長をみせたムドリクは、2022/23シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で世界的な評価を高める。 中でもセルティック戦でみせたハーフウェイライン付近からドリブルをスタートさせ、最終的に豪快なミドルシュートを叩き込んだゴラッソは話題を集め、21歳の若さで2022年のウクライナ年間最優秀選手賞を受賞していた。 この活躍を受けて争奪戦となると、チェルシーが7000万ユーロ(約112億円)の移籍金を支払って獲得に成功した。しかし、初ゴールまで半年以上かかるなど、プレミアリーグのクラブではポテンシャルを発揮することができておらず、現在進行形で背番号10に相応しい活躍をすることができていない。 エンツォ・マレスカに監督が代わった今季はリーグ戦での先発出場が1試合のみと出場機会を大きく減らしており、12月17日にはドーピング検査で失格になったことから暫定での出場停止処分を受けている。市場価値も自己最高額の6000万ユーロ(約96億円)から半額の3000マンユーロ(約48億円)まで下落しており、7000万ユーロという高額の移籍金に見合う活躍をすることができないまま現在に至る。
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