戦闘続くガザ地区 避難生活の中「犠牲祭」始まる 参加者「捧げるべき動物もない」
戦闘の続くガザ地区でもイスラム教の重要な宗教行事「犠牲祭」が始まりました。2024年は避難生活が続く中、捧げる家畜もないため、お祝いムードはありません。 【映像】「犠牲祭」が始まったガザ地区の様子 他のイスラム諸国と同じく、ガザ地区でも16日から「犠牲祭」の期間に入り、南部ハンユニスでは朝から多くの人が集まり祈りを捧げました。例年は牛や羊が生贄として捧げられ、肉を貧しい人々へ分け与えるのが習わしですが、2024年は戦闘が続く中、捧げる家畜がなく人々の表情にお祝いムードはありません。 礼拝に参加した男性は、「捧げるべき動物もない。今は自分たちを犠牲として捧げている」と話しました。 地元の保健当局によりますと、ガザ地区では16日までに3万7337人の死亡が確認されています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部