中日じゃなければ…?他球団なら主力クラスの選手(3)ファーム暮らしの“和製大砲”
2年連続セ・リーグ最下位に沈んでいる中日ドラゴンズ。今季は開幕ダッシュに成功し、一時は首位に立ったが、現在はその勢いが影を潜めている。4年ぶりのAクラス入りを目指す中で、出場機会に恵まれない選手や、本来のポジションで起用されない選手も少なくない。ここでは、他球団であれば主力となり得る選手を紹介したい。
鵜飼航丞
投打:右投右打 身長/体重:182cm/100kg 生年月日:1999年5月30日 経歴:中京大中京高 - 駒沢大 ドラフト:2021年ドラフト2位 和製大砲として期待が大きい鵜飼航丞も、結果を残せないシーズンが続いている。 中京大中京高校で4番を任され、高校通算56本塁打を記録。駒澤大学に進学後は、大学球界屈指のスラッガーとして君臨。大砲不足に悩まされていた中日ドラゴンズにドラフト2位で入団した。 ルーキーイヤーから開幕一軍入りを果たし、同年3月に早くもプロ初本塁打を放った。さらなる覚醒が期待されたが、新型コロナウイルス感染や故障もあって、出場機会を増やせず。最終的に打率.206、4本塁打、16打点という結果に終わった。 昨季はファームで打率.287を記録したが、一軍では41試合出場で打率.143、3本塁打、5打点といずれも前年の記録を下回ってしまった。 それでも、オフには台湾で行われたアジアウインターベースボールリーグに参加。16試合に出場し、打率.280、4本塁打、12打点の成績を残して本塁打王に輝いた。 大砲育成に苦慮しているチーム事情を察すると、「他球団であれば」と想像するファンもいるかもしれない。
ベースボールチャンネル編集部