熊本県と北海道、上海で魅力PRの合同イベント開催
熊本県と北海道が合同で観光や地元グルメをPRするイベントを中国・上海の在上海日本総領事館で開き、現地市民ら約120人が参加した。熊本には半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が進出し、北海道では次世代半導体の国産化を目指すラピダスが工場を建設中。両自治体は地元経済の活性化に向けて幅広い分野で連携している。 イベントは12日に開催。熊本県と熊本市が運営する熊本上海事務所が梅酒や米焼酎の試飲会を実施したほか、北海道産の米と熊本県の調味料でつくったおにぎりも振る舞われた。来場者の一人は「今年、日本への旅行を計画しているので、熊本と北海道に行きたい」と話した。 熊本県と北海道は昨年8月に半導体に関する連携協定を締結しており、今後も中国で飲食関連のイベントを共同開催する予定。 (北京・伊藤完司)