Snow Man岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太、“新たな一歩”に武者震い! 新橋演舞場で主演・演出『祭 GALA』開幕
とにかく楽しんで笑顔になれる空間を
和と洋の要素を盛り込んだ祝祭感のある華やかなステージを表現する本公演。具体的な演出や、新曲も含んだセットリストは、千秋楽まで“ネタバレNG”となっているが、会見で宮舘が披露する、ポールを使用したフライングパフォーマンスについて質問が飛ぶと、宮舘本人は「演舞場がサウナみたいに、“舘汁”が流れましたね。あれは前代未聞のフライング」と思わず苦悶の表情に。深澤は「今までにないジャンルのフライング。舘様だからできる技で、上品だし美しいフライングだなって。やってる側はかなりのパワーを使うと思いますし、俺じゃなくて、良かった(笑)」と尊敬の眼差し。一方の岩本は「前腕が鍛えられていいなと思った」と冷静に分析していた。 その岩本は、3月7日に開かれた製作発表会見の場で「とにかく体を酷使したいとお願いしている。かなり(カロリー)消費量の高い作品になりそうです」と発言。ゲネプロを終えて、改めて「僕は全然ノーダメージですね。正直、結構余裕だなって感じている。何回でもかかって来いっていう気持ちです」と闘志を燃やした。また、深澤が持ち前のトーク力を発揮するシーンについて、「ふっか(深澤)の後輩愛も出ているし、おしゃべりの上手さも出ている。きっと、お客さんの反応が良ければ良いほど、間延びするんだろうと思います」と苦笑い。 公演タイトルには、日本語である「祭」とフランス語で祭りを意味する「GALA」という同じ意味を持つ語を使用。公演ロゴの「祭」の文字には、岩本照の「ヒ」、深澤辰哉の「タ」、宮舘涼太の「リ」と、それぞれの名前の1文字が組み込まれている。衣裳に関しては、宮舘が監修し、世界的ファッションデザイナーであるコシノジュンコが、オープニングの衣裳をデザイン。会見で3人が着用したスーツの背中にも、「ヒ」「タ」「リ」のダイナミックな手描きがあしらわれており、宮舘も「感謝しております」と恐縮しきりだ。 さまざまな思いを抱えながら、ついに幕が上がろうとしている“誰も観たことがない舞台”『祭 GALA』。岩本は「とにかく楽しんでもらう、笑顔になっていただくのがコンセプト。国内外問わず、観に来てくださる方全員を楽しませるエンターテインメントとして育てていきたいと思っています」と改めて決意を表明する。 「笑顔と楽しい空間を、皆さんと共有したい。エンターテインメントをお届けする上で、まずは、自分たちが楽しむことがモットーですし、それを観ていただき、一緒に楽しんでもらえれば」(深澤)、「皆さんにエンターテインメントを届けられる喜びを感じながら、初日から挑みたいと思います。一歩踏み出すということは大変なことですが、数多くのスタッフの方々、お客様ともに一緒に心踊る作品を作れれば」(宮舘)。数々の公演を経験し、舞台機構も熟知した新橋演舞場で、岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太の3人が、さらなる躍進を誓った。 取材・文・撮影:内田涼 <公演情報> 『祭 GALA』 主演・演出 岩本照 深澤辰哉 宮舘涼太 出演 林蓮音 / 和田優希 / 中村浩大 寺澤小十侑 / 松浦銀志 / 羽村仁成 / 阿達慶 / 竹村実悟 / 渡邉心 / 堀口由翔 2024年4月1日(月)~4月29日(月・祝) 会場:東京・新橋演舞場