ＩＮＡＣ神戸戦後に会見した三菱重工浦和の楠瀬直木監督

◆ＳＯＭＰＯ　ＷＥリーグ▽第２節　三菱重工浦和０―１ＩＮＡＣ神戸（２２日・浦和駒場スタジアム） 　女子サッカーのＷＥリーグ３連覇を狙う三菱重工浦和はホームでＩＮＡＣ神戸に０―１で敗れ、今季初黒星を喫した。 　前半３９分、相手ロングパスのクリアボールを自陣中央で拾われ、自陣左サイドのクロスから相手ＭＦ水野蕗奈にヘディングで先制ゴールを許した。攻守で強いフィジカルを武器にプレーする相手に屈し、無得点に終わった。 　楠瀬直木監督は「悔しいの一言です。最後は頑張ってはいたけど、勝とうという気持ちはＩＮＡＣさんの方がちょっとだけ強かった。負けに不思議な負けはない。気持ちの面、もっと自分たちがやらなきゃいけない」と振り返った。 　１５日の日テレ東京Ｖ戦（２〇０）でプロデビュー＆初ゴールを決めた１７歳ＭＦ藤崎智子を２試合連続でスタメン起用。ドリブル突破でチャンスを作ったが、２戦連発はならなかった。同監督は「しょぼい監督なので、またユースの子に望みを託してしまい、ちょっとプレッシャーが重かったかな。シュートも打ったし、光が見えたけど、ちょっとゴールは遠かった」と語った。 　昨季ＷＥリーグ得点王のＭＦ清家貴子（ブライトン）が今夏に海外移籍した右サイドの穴を埋めるアタッカーとして、藤崎に大きな期待がかかっている。指揮官は「彼女に『城彰二は（デビュー戦ゴールから）４試合連続で点を取った』と言ったら、『城彰二って誰ですか？』と言われた（笑い）。そうなると女子サッカーは変わるぞと連続得点を期待したけど、今日もさらにいいパフォーマンスを示してくれた」と高く評価した。