AKB総選挙速報、暫定1位の荻野由佳 1月にあった「NGT48」勢躍進の予兆
アイドルグループ「AKB48」の通算49枚目のシングルの表題曲およびカップリング曲を歌うメンバーを決める「第9回AKB48選抜総選挙」の速報が31日に発表されて、「NGT48」の荻野由佳が5万5061票を獲得し、暫定1位に立った。
暫定1位は時給1000円の“バイト”出身
荻野は新潟を拠点とし、今年4月に1stシングル『青春時計』でメジャーデビューを果たした「NGT48」の「チームN III」の副キャプテン。 昨年の「総選挙」では、9403票を獲得して95位だっただけに、速報発表段階ながら一気の躍進は大きな話題を集めている。 荻野は、「AKB48」の15期研究生ながら正規メンバーへの昇格はかなわず、14年に“時給1000円”の「バイトAKB」として1年間活動。 その後、15年5月に開催された「AKB48グループドラフト会議」で「NGT48」から指名されて、晴れて「NGT48」の正規メンバーとなった苦労人として知られている。 昨年5月に当サイトに掲載されたインタビュー記事では、当時のことを赤裸々に振り返っている。 今回の速報発表では、暫定1位の荻野を筆頭に暫定5位の本間日陽、暫定7位の高倉萌香、暫定24位の山口真帆など、上位100位の中に11人がランクインするサプライズを巻き起こした。
躍進の予兆は“楽曲版総選挙”にも
そんな「NGT48」のサプライズの予兆は、今年1月に開催された“楽曲版総選挙”にあったという。アイドル誌編集者は語る。 「今年1月に行われた、AKB48グループの対象楽曲全969曲の中から人気投票でベスト100を決定する『AKB48グループリクエストアワー』で、『NGT48』の『Maxとき315号』がミリオン超えを果たした姉妹グループの人気シングル曲などを抑えて1位に輝いたんです。しかも、5位に『NGT48』、7位『君はどこにいる?』)がランクインし、トップ10に3曲が入ってファンや関係者を驚かせました」 そのうえで、速報発表での「NGT48」勢の躍進の理由をこう分析する。 「昨年の『総選挙』では、『AKB48』から移籍したキャプテンの北原里英さん、『AKB48』と兼任の柏木由紀さんが選抜メンバー入りしたほか、メジャーデビュー前ながら開票イベントの“ご当地グループ”として注目を集めました。その後も、地元・新潟を中心に地道に劇場公演やライブ、イベントなどの活動を続ける一方、全国区のメディアでの露出の少なさを補うべく、メンバーそれぞれが仮想ライブ空間『SHOWROOM』などを利用し、マメにファンとの交流を図っていたのも、プラスに働いたのではないでしょうか」(同編集者) 速報発表で脚光を浴びた「NGT48」のメンバーたちだが、開票当日までその勢いは続くのか!?