もうブンデスリーガでの得点数を超えてしまった ベリンガムはレアルで完全覚醒した「アンチェロッティは何かを解き放った」
ラ・リーガ得点王も狙える
今夏レアル・マドリードへ移籍したMFジュード・ベリンガムがここまで得点を量産すると予想していた人がどれだけいただろうか。ドルトムント時代より高い評価は得ていたが、ゴールゲッターとの印象は強くなかったはずだ。 その証拠に、ブンデスリーガでのベリンガムは通算92試合で12ゴール16アシストとそこまで得点数は多くない。それがラ・リーガでは15試合で13ゴール2アシストと、早くもブンデスリーガでの通算得点数を超えたことになる。 これは年齢的なものもあるかもしれない。まだ20歳と若いベリンガムのような選手は、1年で大きく化けることも珍しくない。 もう1つは指揮官カルロ・アンチェロッティの手腕だ。アンチェロッティは今季当初よりシステムを[4-3-1-2]に変更し、ベリンガムをトップ下に据えてきた。ドルトムント、イングランド代表でプレイする時よりも高い位置に配したこともベリンガムの得点力が爆発した理由だろう。 SNS上では「アンチェロッティは彼の中にある何かを解き放った」とアンチェロッティの手腕が大きいとの声も出ている。 あくまでMFだが、ベリンガムにはラ・リーガ得点王の可能性もあるだろう。レアルはベリンガムの獲得に1億300万ユーロの移籍金を投じたとされているが、その金額が安く思えてしまうほどの活躍ぶりだ。
構成/ザ・ワールド編集部