同じ高卒ドラ1 巨人・桑田真澄2軍監督が石塚裕惺に贈った2つの金言
巨人の桑田真澄2軍監督(56)が7日、ドラフト1位で指名した花咲徳栄・石塚裕惺内野手(18)に金言を贈った。自身もドラフト1位で巨人に入団した経験から1年目に重要な2つのポイントを明かした。 〈1〉環境に慣れる 自身は甲子園のスターとしてプロ入りし、1年目は15登板で2勝。レベルの高さや1年間通して戦い抜く大変さを味わった。「この世界で自分はやるんだ、ということを確認しなきゃいけない。結果を残すには何が必要なのか。それをいろんな角度から見て感じ取ることが大事」。ポスト坂本勇人の期待がかかる逸材が実力を発揮するには、環境への適応が欠かせない。 〈2〉現在地を知る 桑田2軍監督は1年目を終えて「成績を残し続けないとずっと1軍ではプレーできない」と現在地を確認。翌87年は15勝、防御率2・17で沢村賞、最優秀防御率などを獲得した。「2000本打ちたいのなら、どれだけの体力、技術、精神力が必要なのかを知らないと目標は立てられない。まずは知ることが大事」。正しい目標設定が、大きな飛躍につながると説いた。 この日はG球場で秋季練習に参加。「けがだけはしないように、普通にやっておいてくれれば」と、金の卵との対面を心待ちにした。(小島 和之)
報知新聞社