中村獅童、中村七之助が会見(全文1)フランスの方に歌舞伎の魅力を伝えたい
フランス・パリでの「松竹大歌舞伎」に出演する中村獅童と中村七之助らが、26日午前11時から外国人特派員協会で会見を行った。 公演は日仏交流160周年として行われる文化芸術イベント「ジャポニスム2018:響きあう魂」の一環で、9月13日(木)~ 19日(水)の期間にフランスの国立シャイヨー劇場にて行われる。 ※【**00:32:45】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【中継録画】日本の伝統文化を世界へ 歌舞伎パリ公演で獅童、七之助が会見」に対応しております。
中村獅童、中村七之助からのあいさつ
中村獅童:中村獅童です。本日はお招きありがとうございます。フランスの地で歌舞伎のお芝居を上演できることを非常にうれしく思っております。一生懸命勤めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 司会:(英語) 中村七之助:中村七之助でございます。まずは日本とフランスの国交160周年記念のジャポニスムという事業に参加させていただきますこと、本当に幸せに思っております。そして数多くいる歌舞伎役者の中から私を選んでいただいたこと、うれしくもあり、また責任も感じております。 それは今、迫本社長もおっしゃったとおり、祖父が初めてフランス公演をし、代々受け継がれている魂、それは歌舞伎の本来の形だと思っております。先人が残してくれたもの、素晴らしいものを私がフランスに行きお見せするわけですけれども、その先人たちの芸に恥じぬよう、少しでも1人でも多くのフランスの方、また海外の方に私たちが愛する歌舞伎の魅力を伝えたい、伝わるよう一生懸命勤めまする所存にござりますれば、なにとぞよろしくお願いいたします。
パリ公演は普段の日本公演とはどのように違うのか
司会:(英語) 今回その2018、ジャポニスムで上演される作品に関しては普段皆さまが日本で行われてるとの違いというのはございますか。作品として今回海外で行う特徴的なものなんかはございますでしょうか。 中村獅童:これは歌舞伎も最近、近年では先ほど迫本さんもおっしゃってましたけど、『ONE PIECE』や初音ミクさんとのデジタル歌舞伎みたいな新しい新作もございますけど、今回やらしていただく作品は古典中の古典ですね。1つは歌舞伎十八番のうち、『鳴神』という、これはもともとは成田屋さんのおうちの歌舞伎十八番、もう代表的な演目。そして「かさね」ももうこれも古典ですので。今回、オーソドックスな古典の演目をお見せすることになると思います。 司会:(英語) 男性:前まで来て。恐縮です。 記者1:公演はパリだけで行うんですか。それともフランスのほかの都市で行うんですか。それから。 司会:(英語) 記者1:(英語) 安藤:まず、まちにつきましては、パリだけでございます。そのほかの都市でもできれば実施をしたかったんですけれども、やはり歌舞伎の役者さんの皆さん方の日程もお忙しくてらっしゃるので、残念ながら今回はパリだけで。 迫本:公演は13日から19日までで、7公演を予定しております。 記者1:ありがとうございました。 記者2:(英語) 迫本:もちろんフランス語の翻訳が出る形になるというふうに思います。 安藤:松竹さんのほうでイヤホンガイド、フランス語でやるということで用意してくださってるんで。 迫本:分かりやすい形になると思うんで、ぜひご覧いただければと思います。