原付二種の勢いは止まらない! 「Webike人気原付二種バイクランキング(51-125cc)」
4位 モンキー125 ホンダ
4位は往年のZ50をデザインモチーフとしたモンキー125。グロムから派生するかたちで2018年にデビュー。待望のモンキー復活ということで、デビュー時より高い人気を保ち続けている。現行モデルでは、Z50Mを彷彿とさせるチェック柄シートを採用するなど、さらに魅力を高めている。現代版モンキーとして、旧モンキーよりも車格がかなり大きくなっている。ただし、もともとモンキーが極端に小さいバイクだっただけに、大きくなったとはいえ他の125よりは小ぶりな印象。 最大の魅力はなんといっても完成度の高いデザイン。タンクやシート形状、そして独特なマフラーなど旧モンキーの印象を残しつつ、ブラッシュアップしたデザインが取り入れられる。12インチと大径化されたホイールを組み合わせることで、サイズこそかわったもののモンキーらしさを丁寧に作り上げている。 サイズアップしたことにより、乗りやすさは飛躍的に向上。ロングツーリングでも楽しくこなせるというユーザーレビューもいくつも確認できた。 満足度ランキングでは堂々の1位。比較的全方位で高得点を得ていたクロスカブのレーダーチャートと違い、燃費、ルックスはいずれも4.6ポイント以上と非常に高いポイントを得ているものの、積載性が2.05ポイントとメリハリのある評価。なお、メンテナンス性についてはクロスカブとほぼ同等の高い水準。 登場から4年経過したが、未だ人気は衰えを知らない。筆者の周囲でも、デビュー時はさほど気にならなかったけど、最近すごく気になるという人が複数存在するほど。クラシックなスタイルと、グロムゆずりの完成度の高い車体の組み合わせにより、今後もさらなる盛り上がりを見せるバイクだ。
3位 スーパーカブ110 ホンダ
販売台数累計一億台オーバーという記録を持つ、もはやバイクにとどまならない乗り物界のキングは3位。デビュー当時より変わらない伝統とこだわり、そして時代に合わせた進化を併せ持つ。例えば、スーパーカブの特長でもある「クラッチレスで停車時のみロータリーとなる4段リターン式チェンジ」だが、自動遠心クラッチから二段クラッチシステムに進化するも、操作方法を変えず伝統を守り続けている。また、PGM-FIによるインジェクション化するも、バッテリーが上がった時にはキックで始動できるというのも、こだわり。そんなスーパーカブだが、現行モデルのJA59では、キャストホイール&ディスクブレーキ&ABSを採用。スーパーカブの歴史においても大きな変更点だが、むしろ好意的に受け止められてるのは、その誠実な開発姿勢によるものだろう。またシフトインジケーターの採用はカブユーザーにとって念願がかなったという感じ。 原付二種カテゴリーの中でも少数派になりつつある110ccという排気量だが、軽量な車体に前後17インチホイール、そして低重心と相まって、走りの楽しさは見た目以上。さらに豊富なカスタムパーツにより、魅力はさらに引き上げられる。その奥深さから、カブ沼と称されるほど。 オーナー満足度のレーダーチャートは、クロスカブとほぼ似た印象。特に燃費と取り回しにおいては、いずれも4.82ポイントと非常に高い数値を得ている。反面ルックスはクロスカブよりやや劣るポイント。これは、あまりにも普遍的なバイクであるためかなという気も。キャストホイール化についても、ユーザーレビューを見るとパンクの不安が解消されたという好意的な意見も。 話題の新基準原付というカテゴリーにおいても、スーパーカブの登場が期待される。2024年も安定した人気と、新たな進化を見せてくれることだろう。