「3勝で終わるつもりはない」ーあくまで日米通算200勝は通過点 田中将大の挑戦の行方
巨人への加入が決まった田中将大の入団会見が25日、都内で行われた。 背番号は「11」。単年契約で年俸1億6000万円プラス出来高(年俸は推定)。会見の中では「ウダウダ色々言われているのは知っている」「3勝で終わるつもりはない」など、強気な田中節を見せたことも報じられた。 【動画】復活が待たれる「神の子」の快投 田中将大の変幻自在投球をチェック 今季は昨オフ受けた右ひじ手術の影響もあり、1軍登板は1試合のみ。白星なく終わった。 来季37歳シーズンを迎える中で、節目の日米通算200勝まであと3勝と迫っている。復活ロードをいかに歩むかにも注目が高まる。 気持ちを高めていく材料もある。幼少期に同じチーム「昆陽里タイガース」でバッテリーを組んだ同級生の坂本勇人と同じチームで勝利を目指していくことになった。 すでに坂本には連絡を入れたことも明かし、坂本もチームにフィットするよう尽力すると応えたという。 何より巻き返しに大事な気持ちの強さに、阿部慎之助監督も期待を寄せている。 13年には24勝無敗のシーズンを送り、巨人と戦った日本シリーズでは最終第7戦で9回に登板とまさにエースの矜持を示し、球団初の日本一に導いた。 阿部監督も若手投手陣が多い布陣において、自分がチームを支配するという「熱い気持ち」を示してもらいたいと願っている。 チームにとっても田中の加入は大きい。今季15勝をマーク、セ・リーグ最多勝に輝いた菅野智之がメジャーに挑戦、その穴を埋める存在、また投球においても様々な引き出しがある田中の合流で若手投手陣が学ぶべき点も多い。 子どものころから巨人ファンだったことも明かした田中。新たな挑戦の行方、坂本との共闘も来季は話題を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]