ロス・インディオスと特別コラボし、〝ロス〟つながりで〝大谷翔平〟版の新曲を出す工藤（中央）

女優で演歌歌手、工藤夕貴（53）がムード歌謡グループ、ロス・インディオスと特別コラボし、彼らの大ヒット曲「別れても好きな人」を45年ぶりにカバーすることが12日、分かった。11月6日に発売されるミニアルバムの1曲で、さらに米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手（30）をイメージした新曲も収録することが判明。地区シリーズを突破した大谷の〝援歌〟にもなる！？ 昨秋に父で歌手、井沢八郎さん（2007年死去、享年69）の名曲「あゝ上野駅」をカバーするなど精力的に活動し、芸能生活40周年を迎えた工藤が、1年ぶりに新曲を発売。ナント、大谷をイメージした楽曲だ。 ♪ブルーカラーのユニフォームの　彼に会いたくて　夢を追いかけて　ロスアンジェルス…。「コモエスタ・ロスアンジェルス」と題するラブソング。コモエスタはスペイン語でご機嫌いかがの意味で、CDと配信で発売される4曲入りミニアルバムの1曲となる。 きっかけは「ロス」つながりだ。今回のロス・インディオスとのコラボ、作詞を務めたのがドジャースの本拠地のあるロス在住の日本人男性だったこと、さらにロスは工藤も30代前半まで10年以上住み米映画に出演した第二の故郷で、大谷の大ファンでもあっただけに、トントン拍子に話が進んだ。 同曲は、現地に向かう恋人同士の夢心地をつづった楽曲。工藤の父譲りの哀愁を帯びた歌声と、男性メンバー3人のムーディーな歌声が軽やかなハーモニーを奏でる。 工藤はサンケイスポーツの取材に「なんだか笑っちゃうような歌詞だけど、ムーディーですてきな歌。大谷さんは大好きです。大リーグ制覇を期待しています」とニッコリ。工藤がダンサーと踊り歌うミュージックビデオも今月25日からYouTubeで公開される。 今回のコラボ仕掛け人は日本歌手協会理事長の歌手、合田道人（62）で、新曲の作曲も担当。もともとアイドル歌手でもあった工藤が昨年11月、大先輩の歌手、五木ひろし（76）の作曲した「父さん見てますか」で演歌歌手としてデビューした際、作詞を担当した恩人でもある。 工藤は「人の縁は宝物」としみじみ。今回のミニアルバムでは、工藤が「別れても好きな人」を45年ぶりにカバーし収録する。年末の宴会シーズンを前に、40年の芸能生活で深めた歌とダンスが注目されそうだ。