「裏金ではなく不記載」自民・安倍派の堀井巌議員 ノルマ超過分5年間で876万円記載せず 政治資金パーティー問題
奈良県選出で12月、外務副大臣を辞任した自民党安倍派の堀井巌参議院議員(58)は23日、パーティー券の販売ノルマを超えた分にあたる876万円を、政治資金収支報告書に記載していなかったと明かしました。 堀井議員の説明によりますと、記載していなかったのは2018~2022年の5年間分で、それ以前の超過分もあわせると不記載の額は1000万円に上るということです。 東京の事務所に勤務する政策秘書が安倍派の担当者から記載しないよう指示を受けて現金で金庫に保管していたということで、堀井議員は秘書から報告は受けていなかったと繰り返しました。 (堀井議員) 「(Q.保管していることを秘書は5年間報告していなかった?)私には話はありませんでした」 「(Q.お金は一切使われず?)そうです。裏金ではなく“不記載”とご理解いただきたい」 秘書は東京地検特捜部に不記載の経緯を説明しているということで、堀井議員は「政治資金について県民の皆様の信頼回復に努める」と話し、速やかに政治資金収支報告書を修正するとしています。 安倍派では、パーティー券の販売ノルマを超えた分を所属議員側にキックバックするなどしていて、特捜部が一部の議員や会計責任者を収支報告書に嘘の記載をした罪で立件しましたが、幹部については不起訴処分としています。
ABCテレビ