大手企業の落とし穴!? 平均年収と転勤のメリット・デメリットを紹介!
どのような企業で働きたいかは人それぞれですが、「安定していそうだから」という理由で、大手企業への就職や転職を希望する人も少なくないでしょう。しかし、大手企業に勤める人にも、それなりに大変なことがあります。 今回は、大手企業の平均年収と、そのような企業にありがちで、かつネガティブに捉えられることの多い転勤に注目しながら解説します。
大手企業のメリットは高い年収
まずは、大手企業について整理しておきましょう。大企業とは、一般的には規模が大きく知名度の高い企業を指すケースが多いです。しかし、明確な定義はありません。 今回は、中小企業基本法で定められている中小企業の定義を参考に、大手企業の基準を定めてみましょう。同法によると、もっとも規模の大きな中小企業は、資本金などが3億円以下で、かつ従業員数が300人以下の企業です。つまり、これらを超える規模をもつ企業は大手企業、あるいは大企業といえます。 ◆大手企業の平均年収 大手企業で働くメリットは、年収の高さにあるでしょう。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、事業所規模が500~999人のところの平均年収は、約480万円です。全体の平均年収が約458万円のため、統計上もそれより多く稼いでいます。 事業所規模が1000~4999人のところでは約521万円、5000人以上のところでは約538万円です。また、資本金が10億円以上の企業の平均年収は、約649万円となっています。やはり、大手と呼ばれるような企業は、平均年収が高いといえるでしょう。
大手企業の落とし穴は転勤
大手企業で働くと、比較的小さな規模の企業で働くよりも、多くの収入を得られる可能性があります。しかし、落とし穴と呼べるような制度や慣習なども無視はできません。 その一つが、転勤です。他にも、出世しづらかったり保守的で古い体質が残っていたりする点をデメリットとして挙げる人もいるでしょう。 しかし、多くの人にとって転勤は、できれば避けたいが、大手企業に勤める限り常に考えておかなければいけないことといえます。