スロット新監督「無視するのは困難だった」 プレミアリーグの強豪クラブへの転身語る
今季限りで勇退したユルゲン・クロップ監督(56)の後任として、フェイエノールト監督のアルネ・スロット氏(45)が新たなリバプール監督に就任することが正式発表された。 BBCを始め、英メディアが一斉に報じたところによると、4月の段階でリバプールがスロット監督の契約解除金940万ポンド(約19億820万円)を支払うことに同意。この時点でクロップ監督の後継者となることが確実視されていた。契約期間は3年。6月1日より正式に就任する。 カリスマ指揮官として人気を集めたクロップ監督の後継は”誰がなっても難しい”と見られていたが、56歳のドイツ人闘将が自ら5月19日に行われたウルバーハンプトンとの最終戦後の勇退セレモニーで、マイクを片手に大声で「アルネ・スロット!」と新監督のチャントを先導。アンフィールドを埋めた熱狂的なリバプール・サポーターが愛するボスの歌声に続いて、45歳オランダ人の受け入れを認めた形になった。 一方のスロット監督は、「(フェイエノールトを)去る決断を下すのは簡単ではなかった」と語ったが、「スポーツマンとして、プレミアリーグの世界最大のクラブを監督する機会を無視することは困難だった」と続けて、リバプールへの転身が本人の希望と一致したことを認めた。 また、エースのエジプト代表FWモハメド・サラーは、移籍のうわさを自ら断ち切り、来季もリバプールに残留することを明言して、「全力をかけて来季にトロフィーを勝ち取ることを誓う。我々のファンにふさわしい優勝を届けたい」と自身のX(旧ツイッター)に投稿している。
報知新聞社