【自民総裁選】推薦人確保に奔走の静岡1区選出・上川外相…複数閣僚経験女性議員らが推薦人になる意向伝える
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
自民党総裁選への出馬に向け、推薦人集めに奔走する静岡1区の上川外務大臣ですが、派閥横断的に支持を広げ、複数の閣僚経験のある女性議員などが推薦人になる意向を伝えたことが分かりました。 9月12日の告示に向け、立候補への動きが活発化する自民党総裁選挙。出馬の意向を固めていた小泉進次郎元環境大臣が8月30日に正式に立候補を表明する方向であることが新たにわかりました。小泉氏は、中堅若手議員を中心に出馬への期待が集まり、すでに立候補に必要な推薦人20人の確保に目途がたっているということです。 また、石破元幹事長は24日、河野デジタル大臣は来週26日・月曜に立候補を表明する予定で、前回の総裁選では協力したいわゆる「小石河」連合が、今回はそれぞれが出馬し争う構図になります。 一方、20人の推薦人確保に奔走しているのが、静岡1区選出の上川陽子外相です。22日 夜も自身を支援する議員らとの会合を開きました。23日、外務省で取材に応じると…。 (上川 陽子 外相) 「立候補に向けて思いを伝える。仲間の皆さん一人一人に活動している状況」「立候補に至るまでの大切な時なので、しっかりとやっていきたい」 「いまが大切な時期」と意気込みを語りました。 上川外相は、支持に期待を寄せていた麻生副総裁や所属する岸田派からの支援を得ることが出来ませんでしたが、ここにきて派閥横断的な支持が拡大し、推薦人集めが加速しているということです。 これまでの取材で、複数の閣僚経験のある女性議員が推薦人になる意向を上川大臣に伝えたことが分かり、陣営幹部は、「10から15に近い推薦人が確保できそうだ」と話しています。 上川外相が出馬への意欲を示していることを受け、地元、静岡市の難波市長は23日の会見で、「総裁選を勝ち抜いてほしい」とエールを送りました。 (静岡市 難波市長) 「私は大変期待している。大変立派な人で、実績もあるし、人柄もそうだし、そして今、外相として大変活躍していて、みんな頼もしく思っていると思う。この総裁選を課勝ち抜いて、初の静岡市出身の総理大臣になってもらえれば、静岡市にとっては大変喜ばしいこと。ぜひ頑張ってもらいたい」 一方、上川外相とは衆院議員時代の初当選同期でもある鈴木知事は、「個人的に縁のある人がたくさんいる」と話しましたが、特定の議員への言及を避けました。総裁選については「経済政策が重要」と話し、「デフレ脱却からどのように経済成長へ繋げていくか」など、「前向きな議論をしてほしい」と述べました。