小池都知事 台湾・蔡英文総統と会談 中国「日本側に懸念を表明」とけん制
東京都の小池百合子知事は7日、台湾の蔡英文総統と会談し、交流や連携の強化を確認しました。一方、中国は「日本側に懸念を表明した」とけん制しています。 台湾を訪問中の東京都の小池知事は7日、蔡英文総統と会談しました。 会談では、蔡総統が「台湾と日本は共に多くの困難を乗り越え支え合うパートナーだ」と述べ、一層の交流や関係の強化に期待感を示しました。 一方、小池知事は、能登半島地震の被災地に対する台湾からの支援に感謝の意を伝えました。また消防など防災の分野について意見交換をしたほか、デジタル分野でも連携を強化していくことを確認しました。 小池知事はまた、先月の総統選挙に当選し5月に就任する予定の頼清徳次期総統とも会談し、今後の連携強化を確認しました。 これに対し中国外務省は7日の会見で、「台湾は中国の領土の一部で、いかなる形の交流にも断固反対する」とけん制し、日本側に懸念を伝えたことを明らかにしています。