駒大・藤田敦史監督、主将・篠原倖太朗らの起用明言 史上初5連覇へ堂々「歴史を大事にしたい」全日本大学駅伝・前日会見
全日本大学駅伝(3日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)の前日記者会見が2日、名古屋市内で開かれ、史上初の5連覇を狙う駒大・藤田敦史監督が出席。補員となっている主将の篠原倖太朗、1年・桑田駿介のエントリー変更での出走を明言した。その上で「(過去16度優勝するなど)非常に相性のいい駅伝。過去の選手たちが積み重ねてきた連覇の歴史を大事にしたい。強い気持ちで、チーム一丸でぜひ5連覇を達成したい」と見据えた。 前回大会2区で区間記録を樹立した、エース級の佐藤圭汰(3年)が今大会はエントリー外。それでも藤田監督は「特に前半で流れに乗れるかが私たちの一つのポイント。後半には非常に自信があるので、そこでしっかり勝負をかけたい」と、”佐藤不在”を補うレース展開に自信をのぞかせた。 10月の出雲駅伝では、最終6区まで国学院大と首位を争い、主将の篠原が振り切られて2位に終わった。篠原の起用区間の明言を避けたものの「出雲駅伝のあとに練習を積めて、状態は格段に良くなっている。私は彼に全幅の信頼を持っている」と期待を語った。 大会連覇は「4」が最長で、20年から4連覇中の駒大のほか、大東大(1973~76年)、早大(92~95年)、駒大(2011~14年)の3例がある。駒大が優勝し5連覇とすれば、優勝回数17度とともに単独最多となる。
中日スポーツ