「SOSが出しやすい」あえてインパクトのある名前で 困窮女性に食料支援する ゴージャス理枝さん
DV被害や経済的な理由で住む場所のない母子などが利用できる宿泊施設が、先月開設されました。施設を運営するのは子育て世帯への食料支援などを行う、「女性を元気にする会」。「困窮する女性が一歩踏み出すきっかけを作りたい」と語る会の代表、ゴージャス理枝さんの思いを取材しました。 【写真を見る】「SOSが出しやすい」あえてインパクトのある名前で 困窮女性に食料支援する ゴージャス理枝さん ▽女性を元気にする会 ゴージャス理枝代表 「自宅にいるかね?まぁ、聞きながらだな」 ー今何をしているんですか? 「きょうの食料支援の準備ですね。うちは沖縄県内北から南まで行っているので。できれば0歳がいるところには、ミルクやおむつを持っていくようにして、食べ盛りの子どもがいるところにはできるだけお米を多く持っていくように」 「女性を元気にする会」代表のゴージャス理枝さん。那覇市でエステサロンを営むかたわら、週に2回、助けを必要とする子育て世帯に、食料を届けています。 ー食料はどうやって集めたんですか? 「寄付。食料がなかったらうちの食料支援は成り立たないので、それをずっと言い続けていて、今では個人さんとかが、買い物をしながらここに1つ置いていってくれたりとか、そういう人が本当に増えてきていて、食料が成り立っている感じですね」 自身がシングルマザーとして困窮した経験から、生活に苦しむ女性を救いたいと考え、2015年に「女性を元気にする会」を立ち上げました。その後、食料支援を始め、今では、ホームページやSNSに毎月約40世帯から助けを求める声が届くといいます。 「久しぶり~。これ、食料支援と、今回農家の方が生野菜を持ってきてくれているわけ、それと卵ちゃん。めっちゃおいしい。無農薬だからちょっと虫というかカタツムリさんがいっぱいいます」 ▽2歳~9歳の4人のシングルマザー(20代) 「結構金銭面が苦しいので、食料だったり、子どものおやつだったりおむつとか、助かっています」 ーゴージャスさんたちの支援はどういう存在? 「命です。それでどうにか、初めて出会った時から生き延びられたので。悩み事とかも全部聞いてアドバイスしてくれた。何かあればすぐ理枝さんに頼ってしまう」