山崎賢人がニューヨーク・アジアン映画祭で日本人初受賞! 「海を越えてキングダムが皆さんに愛してもらえたら」
<コメント全文>
■山崎賢人 ――イベント後の感想 山崎:ニューヨークの皆さんが温かく迎えてくれたので、すごく楽しかったです。日本ではなかなか聞かれないような角度の質問も多くて、また違った角度で自分の中でも『キングダム』の魅力を伝えられたかなと思います。改めて今回、ニューヨークの皆さんに観てもらえて凄く嬉しかったです。ニューヨークの皆さんに今日観ていただいて、もっともっとキングダムの面白さが広がっていったらいいなと思います。これだけ心震わされて熱くなれる作品なのでぜひ映画館の大スクリーンで観てほしいし、日本のエンターテインメントの最高峰だと思うので、シンプルに映画館に楽しみにきていただけたらいいなと思います! <上映後、MCと観客からのQ&A(一部)> ――この7年間、あなたは信というキャラクターを演じてきました。7年前に最初に映画『キングダム』が始まったとき、7年間もこの役を続けることになると思いましたか? 山崎:1作目を作ったときには、今観ていただいた『大将軍の帰還』は決まっていなかったのですが、ここまで作ることを目指してやってきました。1作目が終わったときにもう1つの人生だと想いながら気持ちを込めて演じてきたので、「俺は天下の大将軍になるのに、なんでここで撮影が終わってしまうんだ」と信の人生が一旦ストップしてしまうという矛盾にもがいていましたが、今はここまで信を演じることができて本当に幸せに思います。 ――世界中で愛される信の魅力は何だと思いますか? 山崎:すごくまっすぐで嘘がない、気持ちのいい人間だからかなと思います。自分自身も信からまっすぐな部分や気持ちに影響を受けて自分もそうでありたいと思っていたので、観ていただいた皆さんもその信のまっすぐさに心動かされているのかなと思います。 ――信というキャラクターを演じる中で、自分自身も成長したと感じる部分はありますか? 信からご自身は何を学びましたか? 山崎:信が天下の大将軍を目指すように自分自身も俳優としてすごい俳優になりたいなという気持ちがあって、信は強くなるために剣の修行をしますが、俳優としてはアクションの練習やできる準備はしっかりするなど、すごく信と自分がリンクするところはたくさんあります。 その他にも、信とえい政の関係性や信と王騎将軍の関係性と同じように、えい政を演じた吉沢亮くんとは同世代の友達だけど一緒に俳優として上を目指していく存在、王騎将軍を演じた大沢たかおさんは大先輩でいろんなものを与えてくれる方…、自分自身との関係とも似ていて、素直に信と同じようにまっすぐ向き合うことで信を演じられたのかなと思います。 ――他の役と比べて、どれくらい楽しかったですか? 山崎:20代は、信しか演じてないくらいなので比べるまでもないというか、それくらい信はもう1人の人格のような感覚。すごく体を動かすことが好きなので、信として一緒に体を動かすことも楽しい要素の一つでもあるし、キングダムは本当に面白いので、すごく楽しいです! ――私たちが見てきた劇中の素晴らしい風景について少し教えてください。どうやって撮影実現したのですか? 松橋プロデューサー:撮影はコロナ真っ最中だったので日本から出ることができなかったんです。本当は中国の雄大な景色で撮りたかったのですが、それが適わなかったため日本で相応しい場所を探しました。ただ、中国の雄大な景色は撮影したかったので、リモートで中国のスタッフと打ち合わせをしながら中国パートの撮影をしてもらい、素材を後々合体させる作業をしながら撮影をしました。同じ1枚の画の中に手前は日本で後ろは中国になっているものなどもあり、さまざまな工夫を凝らして撮影しました。