大木優紀さん(43)局アナ時代には難しかった仕事と子育ての両立。今抱える“母親としての課題”とは|STORY
私の人生と子どもたちの人生は全く別のものとして捉え、尊重するようにしています
今までは私がこうしたほうが子どものためになると決めたことでも、本人のモチベーションがないことに対してやこれってやるべきなのかと本人が疑問を持っていることには素直に頑張れなくなっていて、親の想いと子どもの意欲が比例しなくなっている部分を感じいてます。特に上の娘は11歳になり、本人のやりたいやりたくないの主張がはっきりしてきた時期でもありますね。親の私からみるとたった11年の人生経験の娘の判断は歯がゆいこともあって、もっとこうした方が絶対いいのにと思ってしまうのですが、その11年が娘にとっては全てなのでどうして私がこうした方がいいと思うかを伝えたうえで、最後の決断は娘に任せるようにしています。私も母親として成長しなければならない時期なのかもしれません。 子どもたちの成長を見る度に私とは全く別の人間で、異なる人生を歩むんだなと気づくんです。当たり前ですが、個々の想いを尊重していかないといけないと感じますね。子どもたちを幸せにすることは私のしてあげられる精一杯のことですが、子どもの幸せがイコール私の幸せに繋がるとは限らないということ。私は私の人生を頑張らないといけないと感じますし、子どもたちの人生にあまり口を出さないようにしなければと思っています。例えば習い事や進路に関しても、どうしても大人の主観で判断してしまいそうになるのですが、そこはちゃんと子どもの意見に耳を傾けてあげないといけない。私にぶつかってきているときは、やりたいやりたくないに関わらず、受け止めてあげる。そっと見守るというのが母親としての課題ですね。 ■大木優紀さんprofile 海外旅行予約アプリ『NEWT』PR。1980年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後テレビ朝日入社。2度の産休、育休を取得しながら18年半アナウンサーとして『GET SPORTS』『やじうまテレビ!』『くりぃむナントカ』『スーパーJチャンネル』など担当。2021年にテレビ朝日を退社し、2022年令和トラベルに広報として入社、2023年4月より執行役員に。小学生の長女・長男の2児の母。 ブラウス¥9,350(ドレステリア/ドレステリア 渋谷スクランブルスクエア店)スカート¥17,600(アルページュストーリー)シューズ¥35,200(ピッピシック/ベイジュ)ピアス¥121,000バングル¥96,800<ともにウノアエレ>リング¥13,500<ワンエーアールバイウノアエレ>(すべてウノアエレ ジャパン) 撮影/浜村菜月(LOVABLE) ヘア・メーク/本多遥香(ROI)スタイリスト/小川真央 取材/小出真梨子