Bungieが220人の人員削減を発表。『Destiny』『Marathon』の開発に集中する一方、未発表アクションゲームの開発を新スタジオへ移行
オンラインアクションRPG『Destiny』シリーズなどの開発・運営で知られるBungieが、全体の約17%にあたる220人の人員削減を行うことを発表した。 またこれに合わせて、155人が親会社であるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に統合される形で移籍するほか、新規開拓中だった新たなSF世界を舞台とするアクションゲームの開発がPlayStation Studios内に新設するスタジオに移行されるという。業界誌のGamesIndustry.bizによると後者は75人規模とされている。 Bungie公式サイトにはCEOのピート・パーソンズ氏の声明が掲載されており、人員削減をせざるを得なかった経緯について説明されている。いわく過去5年間において3本のフランチャイズを柱とすべく新規開拓を行っており、その中でスタジオ全体を急速に拡大したことが裏目に出てしまい、財政的な問題も抱えることになってしまったようだ。なお今回の決定を経て、Bungie自体は『Destiny』および発表済みのリブート版『Marathon』に集中するとしている。 Bungieは昨年10月にも人員削減を行ったと伝えられる一方、今年は『Destiny』シリーズの10年間の物語のフィナーレとなる拡張“最終形態”をリリースし、好評を得たばかり。このため、海外の業界関係者などからは今回の発表にあたり驚きと困惑の声が挙がっている。