元イタリア代表GKのブッフォン氏がUEFA会長賞を受賞 会長は数々の功績と素晴らしい人間性を高く評価
CL抽選会で授与
元イタリア代表GK、ジャンルイジ・ブッフォン氏に、2024年度のUEFA会長賞が送られるようだ。 この会長賞は、優れた業績、卓越した専門的能力、模範的な人間性を満たしたサッカー選手に送られる賞で、授与式は8月29日にモナコで開催されるチャンピオンズリーグの組み合わせ抽選会の中で執り行われる。 UEFA会長のアレクサンデル・チェフェリン氏は、UEFAの公式サイトで受賞理由をこう語っている。 「ジャンルイジ・ブッフォンは、1990年代半ばにパルマのカリスマ的なゴールキーパーとして登場して以来、私が尊敬してきた選手です」 「ゴール前での圧倒的な存在感に加え、彼の長いキャリアとその一貫した素晴らしい人間性は、世界中のサッカーファンにインスピレーションを与えています」 そして会長はブッフォンの人間性の素晴らしさを特に表している出来事として、ユヴェントスへの忠誠心に言及。「世界中のトップクラブから求められていた全盛期にもかかわらず、クラブに忠誠を貫き、セリエBに下がったという事実はその人間性を物語っている」と讃えている。 さらにチェフェリン会長は、ブッフォンがサッカー界だけにとどまらない活躍を見せていることも受賞理由の一つとして話題にあげ、「ブッフォンはメンタルヘルスやうつ病について公に語った最初のアスリートの一人であり、プロスポーツ界でこの問題に対する認識を高めることに貢献しています」と多方面での活躍ぶりを評価していることを明かした。 現在、ブッフォンはイタリア代表チームのコーディネーターとして、さまざまな意見をまとめる責任の重い立場を任されている。まさに人望がある彼にふさわしい役だろう。今回の会長賞受賞を讃えるとともに今後の彼の活動にも注目したい。
構成/ザ・ワールド編集部