日本ハム・清宮“牛骨バット”導入検討「打球速度が速くなったりしたらラッキー」本塁打「増えたらいい」
来年は打撃の勢いがモ~止まらない!?日本ハム・清宮幸太郎内野手(25)が20日、2軍本拠の千葉・鎌ケ谷で自主トレを実施。このオフから、牛骨で表面加工した新バット導入を検討していることを明かした。加工することで反発係数は変わらないが、硬さで打感が向上すると言われており、試打を重ねてシーズンでの本格的な使用を見極める。 NPBが今季まで禁止していた、バットを牛骨でしごく加工が来季から解禁されることになった。このニュースに関心を示した清宮は、既に契約メーカーに発注済みの加工バットが届き次第、練習から使用するつもりだ。 「合うか合わないかは分からないけど、試してみたい。それで打球速度が速くなったりしたらラッキー。(本塁打が)増えたらいいですね」 牛骨でバットの表面をゴリゴリとしごいて木目を詰めることで、表面を硬くすることが目的とされる。大リーグでは一般的な加工で、かつては長嶋茂雄、榎本喜八、大杉勝男ら伝説級の打者も行っていた。自らメーカーの担当者に相談し、加工バットを試打することを決め「ボールも飛ばなくなっている感じがあるので、ちょうどいいかなと思った」と年明けの自主トレから使用していく。 既に“牛エキス”を取り入れている。16日に台湾・台北市で行われた来年3月1、2日の「台湾シリーズ」のチケット発売会見に出席。「プチ旅行でした。夜市がお祭りみたいで楽しかった」と笑顔を見せる。その滞在中に台湾料理に舌鼓を打ち、牛骨スープや牛肉を使用した牛肉麺(ニューローメン)を食した。体にも「牛骨パワー」を蓄え、来季は30本塁打を目指す。(田中 健人)