上沼恵美子 歌手に真剣スカウトしてくれた超大物歌手「歌手に憧れていたんで、気持ちが揺らいだ」
タレント上沼恵美子(69)が、17日放送のフジテレビ系「星になったスターたち」(後7・00)に出演し、演歌の超大物からスカウトされた過去を明かした。 今年、惜しまれながら死去した著名人を、生前の貴重映像や関係者の証言で振り返る特番。番組では、1月に呼吸不全のため65歳で死去した演歌歌手の小金沢昇司さんの生前のエピソードが紹介された。小金沢さんといえば、北島三郎さんの愛弟子で、いわゆる北島ファミリー。無名時代に出演した「フィニッシュ・コーワ」のテレビCMで話題になった。 山本譲司ら兄弟子たちから手厚く送られた、当時の裏話も紹介された。上沼は「素晴らしいファミリーですよね」と称賛した。 その上で、「北島三郎さんに、“歌手にならないか”と言われたことがあって」と、意外な事実を打ち明けた。スカウトされたのは、まだ上沼が姉と漫才コンビ「海原千里・万里」として活動していたころ。「前座の漫才で行っていたんですよ。北島三郎ショーの前に。大阪から漫才で2人で行って、デビューしたところだったんですが、楽屋に呼ばれて。モニターが入っていたんでしょうね、漫才の。“東京へいらっしゃい”って言われて。“歌手になりなさい。くだらない漫才はやめなさい。妹か?僕の家から学校に行きなさい”って」。北島に真剣に口説かれたことを明かした。 もともと子供のころから、「ちびっこのど自慢」で、天童よしみと歌を競っていた上沼。「本当に歌手に憧れていたんで、気持ちが揺らいだんですけど、姉をふと見た時に路頭に迷うと思ってお断りしたんですが…」。姉の将来に気をもんだ末、断りの連絡を入れたことを打ち明けた。 そして「ですから…北島ファミリーだったんですよ」と、ソファの背もたれに寄りかかり、足を組んでドヤ顔。ともに司会を務めた香取慎吾を笑わせていた。