決戦は温泉地・箱根!熊本大学のチームが『SPAJAM』本選に出場へ【熊本】
テレビ熊本
わずか24時間でソフトウェアやアプリを開発し、技術やアイデアなどを競う『SPAJAM(スパジャム)』と呼ばれる大会があります。 熊本大学のチームが九州の予選を突破し、16日から神奈川県の温泉地・箱根で行われる本選に出場します。 「最優秀賞は・・・」 熊本市で9月、『SPAJAM2024九州予選会』が開かれ、熊本大学のチームが最優秀賞に輝きました 【チームリーダー 川渕 晋哉 さん】 「メンバーそれぞれの個性が生きたアプリだった。すごく良い結果になったんじゃないかな」 与えられたテーマでソフトウェアを開発し、そのアイデアや技術の高さ、チームワークを競うもので、制限時間は24時間です。 SPAJAM(スパジャム)のSPA(スパ)はスマートフォンアプリ(SmartPhone App)の頭文字。 『スパ』にちなんで、本選は毎年、温泉地で開催されています。 九州予選会には、熊本県や福岡県、長崎県の大学や高等専門学校、専門学校から7チームが出場。 当日、『とも』というテーマが発表され、出場チームは24時間でスマートフォンアプリを作ります。 最優秀賞を受賞した熊本大学のチーム『Matroid Cafe(マトロイドカフェ)』。 情報融合学環の城本 啓介 教授の研究室に所属する大学生と3人の大学院生、そして去年まで研究室のメンバーだった助教の合わせて5人で構成されています。 彼らは、一度は、お蔵入りとしたアイデアを他の人に公開し、そのアイデアを生かせるようなアプリを開発しました。 そのアイデアは『灯達(ともだち)』と呼ばれ、他の人が形にできそうなら『昇華』、そうでなければ『供養』されます。 【チームリーダー 川渕 晋哉 さん】 「アイデアに基づいて何か物を作ったり、研究を進めたりすると思うが、その中で、没アイデアになるものが多いところに問題意識というか、着眼して、その没アイデアを何かいいものに『昇華』させていきたい。(没アイデアを)他の人たちに見せてあげて、他の人だったら何か良い企画にできるんじゃないかなと思って作ったアプリ」 予選で審査員の興味を引き、評価された点の一つが『灯達』の動きに盛り込まれた数学の要素です。 【チームメンバー 今村 浩二 さん】 「ちょっとした数学の要素が入っていて、2Dじゃないと迷子になるアルゴリズムで動いている。私たちは数学の研究をしているから数学の要素も盛り込みたい」 【熊本大学 情報融合学環 城本 啓介 教授】 「ちょっと遊びの要素が入ったようなアプリの開発で、自分たちの強みである<数学>を生かしながらより良いものを開発していただければ」 【チームリーダー 川渕 晋哉 さん】 「全国から強豪が集まってくると思う。今回使ったような技術が周りの人からすると、割と簡単なところも出てくるかもしれないので、もっと難しいところに挑戦しながら、どんどんレベルアップして、当日、臨んでいきたいと思う。優勝して、みんなでアメリカに行きたいと思います」 優勝賞品はアメリカ・シリコンバレーツアー。 熊本大学の『Matroid Cafe(マトロイドカフェ)』は、神奈川県の温泉地・箱根で行われる本選でアプリの開発に挑み、優勝を目指します。
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