髙石あかりが故郷・宮崎県で銃を片手に大暴れ⁉ 映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』インタビュー
――改めて髙石さんにとって『ベイビーわるきゅーれ』シリーズはどのような存在になっているのでしょうか。 「『ベイビーわるきゅーれ』という作品がどんどん前へ進んでいくことは嬉しくもあり、何か自慢できるものです。一方で作品が自分のモノではないちょっとなんか遠くなっていくという気持ちもあってすごく不思議な感覚です。だからこそ作品を客観的に見られるというか。大切だからこそこの作品を自分のものにしておきたい半面、今まで以上に多くの人に見てほしいと思っています。ドラマではコメディや日常の面白さがより違うパワーアップの仕方をしていますし、映画3もドラマとはまた違う演技の深さやアクションにおいてパワーアップの仕方が全然違くて。その比較が一緒にできるという面白さもあると思います。ぜひ両方見てその違いを楽しんでもらえたら嬉しいです」
「ゆったりと流れる時間・地元の方々の優しさが宮崎県の誇りです」
――9/27には映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』が公開されます。本作のロケ地は髙石さんの出身地である宮崎県です。昨年宮崎県庁へ表敬訪問をした際に“いつか宮崎で主演映画を撮りたい”と仰っていましたが一年越しに実現した今の心境はいかがですか。 「ひとつ夢が叶ったという喜びがあります。それ以上に今まで大切にしてきた“ベビわる”チームの皆さんが、宮崎に来てくれるということがとても嬉しかったです。自分の地元の知り合いとかもエキストラに紛れたりしていて。地元の友達と伊澤さんや監督、スタッフさんが同じ空間にいるという体験は一生味わえないのかなとか、この景色を大切にしなきゃなとか。とにかく“今この瞬間を味わっとかなきゃ”と思っていました」 ――ロケ中は宮崎のいろいろな場所を回られたと思うのですが、印象的なロケ地はありますか。 「まずは宮崎県庁です。県庁でアクションしていいんだって驚きました(笑)。宮崎って県庁や市役所が小中学生の遊び場になるんですよ。私達もよく鬼ごっこやかくれんぼをして走り回っていましたが、そういう幼少期の思い出がある場所で伊澤さんとアクションをしているというのは面白かったです。あとは楠並木通りと言って県庁前に有名な並木道があるのですが、そこは私が小学校のとき6年通った道だったので伊澤さんと歩いているのが不思議な感覚でした」 ――思わぬ形でいつも過ごしていた場所がロケ地になっていたんですね!故郷で撮影することになって、だいぶ気分が高まったのではないでしょうか。 「気合は入りましたが、逆に何か力が抜けた部分もあったりしました。宮崎は時間がゆっくり感じられる場所で、人も穏やかなので落ち着いて撮影に挑めたなと。撮影期間は約1ヶ月いたのですが、その間キャストさんやスタッフさんがすごい宮崎を褒めてくれるんです。“宮崎っていいな”“またプライベートで行きたいな”とか言ってもらって。また撮影に協力してくださった方々が本当に全員優しくて。自分は当たり前に感じていましたけど、皆さんからすると“なんて優しい人たちなんだ”“温かい人たちなんだ”となるようでそう言っていただけることは自慢ですし、とても嬉しかったです。宮崎を誇りに思います」