「戻ったら自分のロッカーがなくて…」ユヴェントスMFが明かす復帰時の裏話
ユヴェントスに所属する25歳MFウェストン・マッケニーが、アメリカ代表の合宿先で米『The Athletic』のインタビューに応じ、1年前にトリノへ戻った時の逸話などを振り返った。 ついに開幕!コパ・アメリカ2024 試合日程・結果・順位表 2020年からユヴェントスでプレーしたマッケニー。同シーズンにはコッパ・イタリア優勝も経験したが、2023年1月に当時プレミアリーグ残留争い真っ只中のリーズへと期限付き移籍。リーグ戦19試合に出場するも、チームの降格に伴いユヴェントスへと復帰することになった。すると今季は公式戦38試合で10アシストを記録するなど、キャリアハイのシーズンを過ごしている。 コパ・アメリカに出場するアメリカ代表にも招集されたマッケニーは、『The Athletic』のインタビューでユヴェントス復帰当時を回想。難しい環境に身をおいていたようだ。 「僕が戻って来た時、自分のロッカーがなかったんだよ。(選手用)ホテルの部屋も、スポーツセンターの駐車場もね。トップチームのロッカールームには、常にレンタルに出されて一度もユーヴェのユニフォームに袖を通したことがない選手の場所はあったのに……。下部組織の選手のロッカールームで着替えていたんだ。心の中では『たった6カ月しか離れてなかったのに、こんな扱いを受けるんだ』と思ったよ」 「僕はユヴェントスを離れるまで試合に出場していたが、自分の元の背番号を取り戻すこともできなかった。誰も使用していないのにね。だから『みんなこんな扱いをしたいのか? だったらピッチで見せつけるだけだ』と思ったよ」 「僕は問題を起こすような人間じゃない。そういうのは好きじゃない。でも、居心地が悪いのも好きじゃない。ドラマチックな展開もね。僕はただ、自分のサッカー、自分の行動、自分の仕事に対する姿勢をすべて表現したいだけなんだ。それが自分にとって最高の状態だと感じるからね。僕のプレーやトレーニングへの姿勢を見て、僕の価値を判断して欲しい」 今シーズンはセリエAで34試合に出場し、29試合で先発を果たしたマッケニーだが、2020年にシャルケから加入した時も逆境に身を置いていたことを明かした。当時は周囲からの不信を感じ取っていたという。 「誰も僕のことを信じていなくて、僕が身の丈に合わないチームにいると思われていた。だが僕は、この3年半でセリエA100試合以上に出場したんだ。追い詰められて、みんなから疑われているような時、より良いパフォーマンスを見せることができる。僕はこうして今のような選手になったんだ」