うつ病公表の山口一郎、小学生時代からの持病再発 薬は入手困難「あまりにも残酷」...それでも気丈に発信
ロックバンド「サカナクション」のボーカル・山口一郎さんが2024年11月21日、持病の群発性頭痛について、「発作が起きてしまった。最悪だ」とインスタグラムで明かした。 【画像】幼少期の山口さんをみる 山口さんは、休養期間を経て1月のソロ公演で「うつ病」を告白していた。コロナ禍が原因となり、22年に診断を受けていたという。 ■「周期的にとんでもない痛みが一定期間続く」 山口さんは投稿で「僕はずっと群発性頭痛に悩まされてきた」と書き出し、「この頭痛は、周期的にとんでもない痛みが一定期間続くという地獄のような病だ。目の裏を小人が針で突っついてくるような猛烈な痛み」と症状を説明した。 初めて頭痛に襲われたのは小学生のころ、鬼ごっこをしていた時だと振り返った。下記のようなエピソードを明かした。 「全速力で鬼から逃げ切ったあと、右目の奥が心拍数の上がった心臓の鼓動と同調するようにズキンズキンと痛みだし、それから経験したことのない痛みに達するまで、あっという間だった。そして最終的には鉄棒の陰で吐いた」 上京後に群発性頭痛が原因だと知り、「素晴らしい医師との出会いもあり、様々な対処法を駆使し乗りこなしてきた」。2、3年ごとに群発期が訪れ、今年か翌年が周期にあたる予定だったという。
「これをも乗りこなしてこそ...」
加齢とともに周期が長くなったり、治ったりする場合もあるとして「少し楽観的に構えていた」と山口さん。しかし、「一昨日、また群発頭痛の発作が起きてしまった。最悪だ」と近況を報告した。 また、山口さんには効いたという薬が現在は「出荷停止中らしい」とのこと。心の葛藤を下記のように伝えている。 「うつ病と付き合いながら歌詞を書き上げなくてはならない上に、群発頭痛の発作にも怯えなくてはならない。しかも頼みの綱の薬も入手困難。あまりにも残酷だ。 だが、これだ。この追い詰められているこの感じ。これをも乗りこなしてこそ、平然と生きて、書いてこそ、新しい自分が完成するのだと確信した。やるしかない」